馬 場 湯
馬場湯が年内に廃業の計画です。なんとかならないものでしょうか。 長年慣れ親しんだ馬場湯が、平成16年12月をもって廃業すると聞き、なんとか存続できないかと検討中です。 子供の頃には、よく通ったのですが、今となっては遠くなったこともあり疎遠になっていました。そこで、久しぶりに馬場湯にいったら、主の宇都宮さんの長年にわたる苦労を伺い知ることができました。 馬場湯のロッカーは、おそらく30年程まえであろう、子供の頃のそれと全く同じものでした。中には、竹のスノコが敷いてあり、鍵もまさに当時そのものです。 また、男湯の奧の壁には、これも郷土の倉田画伯が描いた上高地・大正池の絵が、当時と変わらず存在感を誇示していました。 裏へ回って、主の仕事の内容を見せて頂きました。 薪を作るのが主たる仕事の部分をしめていて、なかなか重労働です。営業時間中には温度が下がらないように、温度計を見ながら、また、警報を聞きながら、釜戸に薪をくべて、お湯を沸かします。
お風呂の経営は、清掃などを含めると労働時間が長いのと、各家庭への風呂の設置が進んだため入浴客が減少しているということで、大変だということです。 また、主の12月廃業の決意も固く、存続に向けての解決策はかなり困難な状況になってきています。 長年の伝統をここで絶やさない方策を模索中です。
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