まつやまワールド 松山清・議員活動報告

平成17年7月27日(水)〜29日(金)
 総務常任委員会の今年の研修テーマは、行財政改革とまちづくり・人づくりとでした。行き先は、旧宇和町時代に姉妹館提携を結んだ重要文化財「旧開智学校」を起点とした長野一帯を中心に視察研修が実施されました。初日に、開智学校訪問の後、長野市役所でインターネットアカデミック特区・長野市地域活用教育特区の研修、そして、特定事業「校地・校舎の自己所有を要しない小学校等設置事業」の現地視察をしました。

 2日目28日(木)には、場所を移動して、長野県飯山市で第3次行財政改革アクションプランの研修をしました。午後からは、29日の研修のため草津町へ移動。3日目の朝9時から中澤町長のまちづくりについてレクチャーおよび意見交換を行い、東京へ向かうという全日程2泊3日の行程でした。ちょっと、研修が多すぎたようで消化不良となった感がありました。


 早朝西予市を出発して、空路松本へ。まずはじめに、お昼ごろ松本城近くの旧開智学校へ到着しました。
 私は、宇和町議会議員の頃から機会があれば是非旧開智学校を訪れたいと思っていて、今回西予市になったこともあるので、宇和町以外の方々にもこの素晴らしい開智学校、そしてその時代の中で市民に100年以上前から育まれてきた教育への情熱を感じてもらいたい、という趣旨からまずはじめにここを訪問しました。

 旧開智学校と開明学校は姉妹館提携を結んでいることもあり、西予市議を迎えていただく松本市の歓迎には、脱帽という感じで、松本市の方々との人と人の繋がり、あたたかさのようなものを強く感じました。市川館長・飯沼瑛氏にご挨拶や旧開智学校についての歴史的な説明を頂きましたが、姉妹館提携の重さをつくづくと今になって感じました。

 工事中でありながら、内部の案内もしていただき、1,2階を見させていただきました。展示品こそ工事のために移動されていましたが、旧開智学校の内部の建具などにはすばらしい彫刻が施されており、松本市の明治の市民の熱い思いが時を超えて伝わってきました。

 すでに宇和町の中学生が19年間、松本市を修学旅行で訪問しているということで、この一つの事を取り上げても何にも代え難いたいせつなことであったわけです。


松本市「開智学校」訪問
宇和町・開明学校と姉妹館
7月27日(水)

市川館長
工事中にもかかわりもせず、西予市総務常任委員会の視察を受け入れていただき、あたたかい歓迎をしてもらいました。
また、教育長さんも歓迎に駆けつけていただきました。
飯沼瑛 氏
宇和町の中学生を19年間にわたって訪問のお世話をしていただきました。後ろの檜は、宇和町の町木という記念碑がありました。
この塀の後ろで、松本サリン事件は起こったそうです。


事務所の中で開明学校についての説明を受ける。狭くても、松本市のこころが伝わってきた

旧開智学校2階内部
内部の修復はほぼ完成に近づいていた。
開明学校の「姉」であることは間違いないが、提携の際に宇都宮象一町長があいさつした言葉が伝説的に言い伝えられている。
建具の彫刻
内部にもかなり繊細な彫刻などがいたるところにあり、格調が高い。
よくぞ、開明学校の姉妹館になっていただいたと思う。



外観はもう一息で完成。8月には足場が取れる


インターネットアカデミック特区・地域力活用教育特区研修
長野市役所・飯綱高原
7月27日(水)

 特区の研修をするために、松本市開智学校に続き長野市役所を訪問しました。長野市においては、全国の他の地域と比べて特区についての取り組みが積極的で、特区の申請から実施に至るまで行政がどのようにサポートしているのか、興味がありました。

 長野県における特区申請は41件でそのうち長野市は5件。われわれが研修したものは、市が提案したものではなく、民間が提案したものでした。インターネットアカデミック特区は、インターネット大学院をつくり、理工学系情報学と数理情報学の修士課程を、インターネットで履修できるものでした。しかし、まだ開校しておらず、平成18年4月を目途に準備が進められていました。

 長野市地域力活用教育特区については、学校法人いいづな学園が飯綱高原にグリーンヒルズ小学校を開校しており、地域に有する教育力を活かし、不登校等学校になじめない児童などを対象にして、地域一体型の小学校を運営していました。

長野市役所での研修
特区についての概要と長野での特区の取り組み状況などを研修
飯綱高原・グリーンヒルズ小学校
企業の保養施設跡地をそのままを学校として利用していた


第3次行政改革アクションプラン研修
長野県飯山市
7月28日(木)

 午前中飯山市役所を訪問し、西予市よりも大部先行している行財政改革の具体的実施例について研修しました。行財政改革の取り組みについては、大変参考になったのですが、それを計画し実施し、確認して2次、3次と改革を進めていくことの難しさ、どう納得すればよいのかなど、行財政改革が容易いものではないということを実感しました。

 行財政改革を進めることにより、行政サービスの低下が心配されるとよくいわれますが、事務事業評価の中で事業を厳選したり、臨時職員での対応を検討し正規職員の削減を進めるなど、血のにじむ努力も改革の中となっていました。

 また、市民との協働をメインテーマに掲げ、協働のむらづくり・道作りやフラワーロード活動などを実践していたり、廃校になった学校を地区の公民館としたり保育園をデーサービスに切り替えて利用するなど、財政難が西予市よりも一歩厳しいのかな、とも思われました。

 西予市は、これまでの町を維持するために合併を選択しましたが、以前からの市などは、すでに行財政改革がまったなし、となっていることを感じました。補助金・負担金の削減は当然として、適正化委員会により受益者負担の見直しも推し進め、いたみも出てきているという、今後の西予市の姿を見る思いでした。

木島平
飯山市付近からの風景。
飯山市も豪雪地帯にあり、冬はスキー場にも多くの人が訪れるらしい。合併が中止になったことから、人口は26000人での町づくりをしていくこととなった。
飯山市での研修風景
飯山市では、議会事務局の職員と担当課が対応いただいた。
iiyama電機はこのまちで生まれたという説明だった。



飯山市議会議場にて



泉質主義・草津温泉のまちづくり
群馬県草津町
7月29日(水)

ひろば・湯畑を中心とした町並みが広がる
湯畑横の足湯

中澤 敬  草津町長

 自立と共生のカリスマと言われる中澤町長は、地方公共団体として国から「自立」した観光地づくり、全町民参加による「共生」の観光地づくりをすすめているということです。名刺にも「泉質主義」というシールを貼るほどで、草津温泉の泉質を表に出して、他の地域との差別化をはかるという戦略を強力に推し進められていました。

 今回の我が委員会の研修日程は、中澤町長のスケジュールに合わせたと言っても過言ではなく、多忙な時間を割いてまちづくりについて1時間ほど講演をしていただきました。その後30分いろいろとまちづくりや合併、草津サンガなどの具体的施策について質疑応答しました。

 泉質主義、すなわち温泉イズムだそうですが、
「歩み入る者にやすらぎを   去りゆく人に幸せを」
という言葉を理念として、草津国際音楽アカデミー&フェスティバルなども開催し、草津の温泉をブランド化してまちづくりの基本としてゆく、ということでした。


中澤町長のお話を聞く
泉質主義を基本としたまちづくりについての内容でした。やはり、財政力指数1以上ということだけあった、温泉の効能ははかりしれません
草津町庁舎入り口
歓迎の垂れ幕が。という程でもないですが、これには一同感激しました。西予市でも見習いたいものです。



夜の広場。これだけの財産があること自体、まちの実力だろう


草津町議会議場にて、中澤町長と

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