まつやまワールド 松山清・議員活動報告

「西予の自然と文化」学習会
平成19年5月17日(木)
愛媛県歴史文化博物館で山本信吉名誉館長のレクチャーを受けました

山本信吉名誉館長
 
 歴博の山本名誉館長は月に1度くらいの割合で当地に来られるということで、西予市議会および三好市長はじめ関係職員で南予の歴史・宇和の歴史などの講義を受けることになった。館長は中岡信久氏。会場は40名程の席があったが満席となった。

 山本名誉館長は、文化庁出身で奈良国立博物館の館長なども歴任された人物。著書も多数。国宝の指定などを行っているらしい。専門は日本古代政治制度史、日本中世史、日本文化史。まさに、歴博には適任の名誉館長なのだろう。早稲田大学大学院の講師などもされているとあって、話の内容は大学の日本史の授業を思い出したのだが、一般論を話されたのではなく、この地域について言及されたことが意味多きものと思う。

 北海道の文字を持たないアイヌ、そして開拓の歴史から話は始まり、ここ南予に至っては山の民と海の民がある日道具を取り替えて暮らしたという民話のような話にまで、幅広い教科書にはない歴史を話された。南予はもともとから貧しい地域だったことや、明石寺や竜択寺を見ても中央の文化に敏感な風土であったこと、大分県久米島のひじりが古代から南予に伝えられたこと、宇和の荘や御荘など3つの荘園が南予にかつてはあった、ということだ。

 また、この地域に中国からの輸入品が数多く見つかることから、宇和郡へ戦国時代にやってきた西園寺公は、ここを拠点に海外貿易を目的としていた可能性がある、などというこれまでに聞いたことがないような切り口で宇和町の歴史を語られ、学生に戻った新鮮な感想をもった。

 せっかく身近にこのような歴史の大家がおられるのであれば、もっともっと様々な関わりをもって歴博があることの意義を深めていきたいものだ。



レクチャーの模様。淡々と南予の歴史を語られた

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