まつやまワールド    WORLD T
日本の、これから「学力」
2008.3.8



 3月8日午後7時30から放送された、NHKの”日本のこれから”に出演、多くの反響をいただいた。あれもいいたい、これもいいたい、と思うものの予想外の討論の展開とテンポの速さにやや困惑。しかし、日本の最前線の討論番組に出たことで、たくさんのことを学んだ。

 終了後、地元に帰って一番聞かれたのは、どうして愛媛の西予市などという片田舎から全国放送にでるようなことになったのか、という質問がたくさんあったので、その点についてお答えしたい。私の立場は、大学生と高校生の父親で、都会で生活した経験を持ち、今は地方で子育て中という技術者。

 NHKの”日本の、これから”は視聴者が参加する討論を中心に組み立てられた番組。結論はない。今回は、どのように今の子供たちを納得させるか、ということが求められていた。

 番組に先立って、製作担当の方では、全国からHPやメールなどを通じて、これからの日本の学力の問題について意見を募集していた。それに、回答したことがきっかけでディレクターと連絡を取り合うことになった。実は、この番組、すでに16回ほど放送されており、これまでもアンケートなど何度か出していた。番組の参考にでもなれば、という気持ちだったが、選ばれる結果になったのだ。

 NHKの101スタジオという一番大きいところで生中継があった。局入りは、番組開始の1時間半前くらい。リハーサルもない。ぶっつけ本番。他の出演者もキャラが濃い感じ。控え室でも、どんどん話しかけられてくる。気後れは禁物。サンドイッチなどの軽い食事を取って、スタジオ入りをし、「地球最後の日に食べたい物」というテーマで自己紹介をしながら、マイク調整をする。マイクは、突然にしゃべっても音を拾うようにセットされている。

 なんか○×を書く練習をして、本番開始。始まっても、空気が読めない感じ。でも、どんどん番組は進んでいく。中高生も登場していたが、彼らは自分たちが主人公のつもりでいる。大人たちも自分が主人公のつもりだ。主張がぶつかり合い、思っているように話が流れない。何が言いたいのかわからないような発言もあったりして、あれやこれや考える。

 私としては、日本が成長し発展するために、今の学力、見直そうよという気持ちだったので、そのポイントに来たときに発言しよう、と思っていた。ところが、「授業が面白くない」、「教え方が悪い」、「生徒が授業を聞こうとしない」など学校現場の問題なども登場し、これは想定外の方向へ。一体どうなるのだろう、とやや不安にもなったりした。

 どうも、榊原英資氏や村田中学校の藤原校長と私の考えは近く、子供たちにとっては、若干抵抗あり、という雰囲気。しかし、教育は子供たちの望むことばかりではいけない、と思っており、いやなことにも取り組む姿勢を子供たちにもってもらいたいのだ。理解はされないかもしれないけど。

 あっという間に3時間は過ぎ、エンディングへ。なんか、不完全燃焼。最後のまとめにボードが用意されていたが、それは使わなかった。結論が自分が思っていたのと違っていたが、討論番組なのでこれもありなのだろう。頭の普段使ってないところを使った出来事だった。



 8日午後、久しぶりに渋谷のハチ公広場へやってくる。ホンと、20年振りくらい。多くの人の待ち合わせ場所となっており、やたら人が多い。ここからNHKへも何度かいったことがあるが、もうすでに以前の記憶はないので、どっちだろう、などと思いながら地図を見てホテルへ向かう。


 まずは、ホテルにチェックインして、荷物を置く。NHKへ行く途中にあるビジネスホテル。夕食も、朝食もついてない。


 渋谷から代々木体育館前へ。丹下健三の作品だが、近くに来るものの中に入ったことはない。ここも久しぶりにやってきた。


 時間に余裕があるので、スタジオパークでも見学。以前は確か無料だったと思うが、今は一人200円也。家族連れや子供たちも多い。また、案内の女性もたくさんいて、これでは確かに入場料もいるか。


 これは、全く場違いのライブの部屋に入ってしまった。MIMIKAという香川出身のミュージシャンだったが、のりが良いの何のって、参った。親衛隊もやってきており、困った困ったという感じだったが、こんなこともあまりないので、ライブを最後まで聞いた。うどんの歌など。


 控え室にはいる。スタジオ入りは一番最初だった。ぞくぞくと出演者が到着。それぞれと会話が弾む。この時点で頭角を表す人は表していた。だいたい、スタジオの順番で席が用意されていた。


 一応、ブレザーで行っていたが、ディレクターの要請があったこともあり、いつもの作業服に着替えた。


 ここでは、簡単な説明とあいさつがあり、おにぎりと茶菓子を食べたりしてさっそくスタジオへ向かう。NHKの中は迷路のようになっており、どこがどうだかわからない。途中のソファーでゲストも弁当を食べていた。あまりたいした物は出ないようである。


 雑談の延長で本番も開始。リラックスリラックスと思うものの、やっぱり緊張もある。後半にもなると、議論もエキサイトしてくる。地方の意見も述べたいし、子供たちにもっとメッセージも送りたい、などなど考えながらいよいよ第一回目の発言へ。。。


 ゲストは、杉並区立村田中学校の藤原校長、東大の佐藤学教授、作家のあさのあつこさん他。私の発言への反論で、ロバートソンさんが東大のことぼろくそに言っていたが、それを佐藤教授は肯定。でも、自分の学校のことを否定されて、その発言に同調するのはちょっとおかしい。はっきり、それはそれとして、素晴らしい面など反論して欲しかった。


 思った以上に、写っていた気がする。12台のカメラで撮影していたので、いつ出るやらわからないと思っておいて欲しい、と注意されていた。発言もしたいのだが、どんどん他の人が発言するので、順番を待っていたら出る幕がない。


 学習指導要領が改定され、もとの詰め込み型になるとも言われているが、それを踏まえて、学力を伸ばすのは、上位?下位?の質問があった。当然、下位でしょ?しかし、また詰め込みしても意味がないのでは?下位の子供たちは、今のゆとり教育で生きる力を身につけてもらうとして、やっぱり大学を目指そうという人たちは、学力をさらにつけて、国際社会で活躍して欲しい、と考え「1」の札を上げた。