まつやまワールド 松山清・議員活動報告

全国都市監査委員会総会・研修会
平成20年8月28日(木)・29(金)

富山市芸術文化ホール会場にて、正司・代表監査委員と一緒に


 平成20年8月28日(木)富山市芸術文化ホールにおいて、総会および研修会が開かれた。
 来賓にたった富山市長・議長は、「富山市で総会および研修会が開かれることはタイへに擬深いことだ。富山市は標高3000mから富山湾水深1000mという自然豊かな地域にあり、今日は立山連峰が雲に隠れて見えないが、是非これが見えるまで滞在して富山を知ってほしい」という旨の歓迎の挨拶をした。
 その後、都市監査委員制度の発展に貢献された方々の表彰が行われ、4名の代表に表彰状授与があり、議事に移った。議長は、会長都市である大阪市監査委員の高橋氏があたり、会務報告などが行われた。会員都市が776市となったことや、ホームページへの取り組みや掲載事項について、また、会議等の開催状況、平成21年度総会・研修会(8/27,28)の開催都市を静岡市とすることなどが報告された。静岡市は清水市との大型合併を成し遂げ、人口71万人の政令指定都市である。
 


歓迎の挨拶をする五本議長


 ここから研修会となるが、まずはじめに「例月現金出納検査について」と題して、松山市の酒井監査委員から研究発表があった。これは、第1研究部部会として四国ブロックがその調査研究をしていたもので、監査委員の規模や監査のあり方の現状など約770市のアンケート調査を行い、それを分析し今後のあり方についてまとめを述べたものだった。
 多くの市において、人的な問題や限られた時間の中での計数監査などができなくなってきており、財務会計システムの導入が進んだことや抜き取り検査での対応などにより、監査のあり方が変わってきており、監査技術の向上が求められる時代となってきているとのことだった。また、財政健全化法などにより監査の役割がさらに重要になってきており、思っていた以上に監査に求められる要素が高度化していくという認識をした。

 また、監査についての講義があり、全国の監査委員が事前に7つの事項について質問が通告されており、それについて総務省自治行政局行政課行政第二係長 鈴木宏治氏が質疑応答形式で答えるという内容だった。その一部をあげると、監査委員の責務や住民監査請求について、複写機賃貸借の契約方法、民間委託業務についてなどが質問された。複写機賃貸借契約については、入札でなく随意契約の場合は、判例では違法とされる場合があるなど、認識を新たにする事案もあり、改めて行政事務について慎重な対応が必要あると思った。



議長は会長都市・大阪市より選出


会場は満席で、全国から2000人程は出席があったのではないかと思われる


総会終了後短時間だが、「あわら風の盆」が披露された。前夜祭が行われているらしい


 総会などは形式的な会合もあるが、今回は全国の研修会であり、参加者が選ばれた人や議会の代表であるため、熱気を感じるほど真剣な研修会であったり、休憩時間でも緊張感がとれないくらいの権威ある研修であると思った。このような研修の積み重ねで、今日の監査制度が構築され、全国的に同じ基準や問題点の共有がなされ、どこでも同じレベルに近い行政運営が継続されているのだ。



富山市のまちづくりについて語る森・富山市長


 29日には、「富山市が取り組むコンパクトなまちづくり」と題しての森雅志・富山市長が、「監査委員に期待される役割〜健全化法と新公会計〜」と題して森田祐司・総務省新地方公会計制度研究会委員が講演などがあり、総会、研修会を終えた。

 森富山市長は、富山地方鉄道のそれぞれ駅を中心としたまちづくりを推進し、駅近郊(半径500m程度を目安)に家を建てる人には補助金などを出していくような政策を発表した。これは、市の面積が1000平方キロメートルを越えるため、道路改良や除雪などが全体を対象としていれば経費がいくらあっても足りないため、選択と集中で投資効果を上げる狙いだそうだ。
 また、森田祐司委員の話は、財政指標等として、健全化判断比率・将来負担比率・資金不足比率などについてが中心で、連結実質赤字比率や将来負担比率の導入によって市の財政の全体をとらえ、赤字・資金不足・将来負担について今手を打つ必要があるという内容などだった。



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