【松山清】西予市まちづくりビジョン2012

1.「地域第一・政策中心・国政自由」を理念とし、新しい国・県・市の関係を連携して築く
 中村県政との連携を強化し、愛媛県の政策とリンクしながら西予市の活性化を計り、南予の中心としての役割が担えるようなまちを目指します。
2.地方分権と道州制導入の推進
 今進められている地方分権により権限と財源の移譲を推進し、新しい政策と体制整備の調査研究を進めていきます。
 また、道州制導入により、これからの地方の行政コスト削減と効率化が計れるよう、その準備に取り組みます。
3.デマンドタクシーによる新交通体系を整備し、高齢者の足を確保する
 新市立病院が出来たとき、市民がこれまでのように便利に通院や診察に行けるよう、新しい交通体系の整備をします。
 特に、今まで取り組んできたデマンドタクシーと呼ばれる予約型乗り合いタクシーを導入し、ドア・ツー・ドアの感覚で医療や買い物サービスが受けられる交通体系を目指します。
4.教育環境の整備と小学校再編の推進
 教育に掛ける予算が西予市では少なすぎるのではないか、と常々感じています。学校の修繕なども予算がなくて後回しになっているものがたくさんあるようです。耐震診断などもっとスピードを上げて実施していけるよう、支援していきます。

 また、小学校再編については、現在の問題を精査し、誰もが納得できる統合が出来るよう努力します。
                                    
5.西予市立病院の充実・医師不足の解消を計り、安心できるまちづくりをする
 西予市の最大の課題は、医師不足です。
 この問題は、国の臨床研修医制度によるもので、西予市だけが抱えている課題ではありません。しかし、議会が問題解決に真剣に取り組むか取り組まないかで、結果は大きく違ってきます。市立病院が閉鎖に追い込まれている自治体もあり、特別委員会を設置してでも解決に邁進しなければならないと考えています。
6.地震・津波・原発の防災対策を拡充し、災害に強い地域づくりを推進する
 南海・東南海地震や原発事故などを想定し、その避難対策や市民への情報伝達の徹底などを計り、具体的にどう行動するかなどさらに細かい防災対策に取り組んでまいります。

 また、いざという時の備蓄や原発事故の場合のヨウ素剤をはじめとする対策など、さらに詳しく研究し、防災意識の向上を図ります。
7.ごみ削減とゴミ処理場熱源を利用した温水プールの調査研究
 西予市のごみ処理費1億円削減は、私が西予市議会8年前の厚生常任委員会で理事者に申し入れたことで、それが実現したものです。電動生ゴミ処理機の補助制度創設などにこれまで取り組みましたが、今後は、生ゴミの減量化に再注目し、資源としての活用などできないか研究し、さらに処理費を削減していきたいと思っています。

 また、八幡浜ゴミ焼却場の耐用期限が迫り、今後は新たな施設が必要となってきます。その際、熱源を有効利用した温水プールの実現を目指し、調査研究を進めていきます。
8.地域の活性化・限界集落対策に取り組む
 少子化の急速な進行により、周辺部のみならず市街地中心部でも高齢化率が高くなり、お年寄りばかりが生活する地域が急増してきています。
 最近では、空き家も多く目立つようになり、地域で暮らしていくこと自体が困難なところもあります。

 そのような地域の抜本的対策をとらなければならない時期が目の前に来ており、今後どのような形が住民にとって良いのか対策に取り組んでいきます。
                                    
9.子育て支援の強化
 平成19年度から、出産祝い金3万円支給という制度が廃止されました。これには、怒り心頭なわけで、自分に子供ができたときこの制度があってとてもうれしかったことが思い出されます。祝い金を支給してもすぐに西予市から転出してしまう人が多い、というのが理事者の言い分ですが、そんなの関係ないと思います。子供の誕生を祝う、その気持ちが大切で、出産時には多額の費用がかかるものです。
 したがって、これに替わる制度をなんとかしたい、今は記念品と医療費補助だけですが、もっと子育ての支援が強化できるよう、就園補助など新しい施策はないか取り組んでいきます。
                                    
10.地元企業の育成と地産地消
 西予市の発展は、地元の第一次産業の活性化無くしては始まりません。西予市特産品の販売ルートの開発や海外への輸出などへの取り組みなど、新しい地元企業の育成に取り組みます。また、西予市の林業発展のため、木材などの西予市生産材が地元でより多く消費されるしくみを作って行きたいと思います。
                                    
11.風力発電パークの誘致
 脱原発の時代のニーズにより、再生可能エネルギーが今国民の注目を集めています。
 平成24年度から、これまで取り組んできた太陽光発電の補助金導入が実現したのですが、次のステップとして西予市内に風力発電の誘致を目指して活動していきます。

 西予市には、海岸部山頂や山間部などにいくつか風力発電に適した場所があり、自分たちで使う電力は自分の町でまかなう、それが目標です。
                                    
12.第3セクター改革
 西予市内には第三セクターがたくさんあります。その中で、本当に必要なのだろうか、と思われる施設もあるようです。それらについて、今後どうしていくのか真剣に考えなければなりません。住民の声を聞きながらどう維持管理していくのかも含めて改革していきます。
                                    

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