まつやまワールド    WORLD U

谷川岳2005 7/30
天神峠より

2003年にこの山蓉を見て、いつかは必ず登るぞ!と思った
<2003年の谷川岳紀行はこちらから>
 なぜか行ってみたい山、それが谷川岳の印象である。
 ずば抜けて高いわけでもなく、魅力があるわけでもなく、あんなに四国の西予市からは遠いのに何とかして行こうといろいろと抵抗してみた。結局、この土合の谷川岳ロープウェイに4回来てしまった。何やら、遭難者が多いらしい、そんなことくらいしか特徴を表現できない。

 はじめて訪れたのは18年程前の秋で、随分と紅葉がきれいだった。一ノ倉沢で衝立岩を見たのが圧巻だった。その時は谷川岳に登ろうとは露とも知らず、というか思わずという状態で、水上温泉で温泉を楽しんで帰った。その次が2003年、次ぎに2005年。05年は2度、ここまで足を運ぶこととなった。

 最初に6月に訪れたときは、雷雨のため撤退したのだった。リベンジで今回7月下旬に。日本海側からの気流と太平洋側からの気流が谷川岳上空付近でぶつかり合うため、天気予報も当てにならないらしい。前回は、谷川岳は雷雨だったものの、水上まで行くと晴れていた。

 また、交通の便も良くない。上毛高原駅まで新幹線はいいが、そこから先はよく注意しないと土合まで到達できない。タクシーを利用することになる。また、JR上越線も水上駅までは便が多いが、そこから越後湯沢方面は極端に便が少ない。いろいろと調べるのもおもしろかったが、なかなか公共交通機関で行くのは行きにくいところかもしれない。

 次回は、また紅葉の秋に登ってみたいものだ。


30日:6:45 土合ハウス発 =>6.50 谷川岳ロープウェイ =>7:25 天神峠 =>8:04 熊穴沢非難小屋  =>
9:30 肩の小屋 休憩=>9:45 トマノ耳 =>10:10 オキノ耳 休息=>10:23 トマノ耳=>10:35 肩の小屋 休息=>
10:46 天神ザンゲ岩 =>11:03 天狗の溜まり場 =>11:51 天神峠別れ =>12:00 天神平

=>12:18 谷川岳ロープウェイ山麓駅 =>12:23 遭難者慰霊公園 =>12:28 土合駅 (走り&ヒッチハイクで)

<写真をクリックすると拡大します>
1.前日の谷川岳

 国道291号線湯桧曽川沿いから望む。やはり、この一体は雲が多く、翌日登れるか心配
2.白毛門山・笠ヶ岳方面

 前日、一ノ倉沢へ行ったのだが、湯桧曽川を挟んで東側に聳える山群。2003年に来たときも、この山々がきれいだった。一ノ倉沢については、最後に掲載。
3.遭難者慰霊碑

 この象は、ビデオでよく出てくるのだが、どこにあるのだろう、と思っていた。ロープウェイ乗り場の直ぐしたの公園に設置されていたのだった 
4.慰霊公園

 各山岳会が慰霊碑をそれぞれに建てていたのだそうだが、それを集めたのだそうだ。また、谷川岳で命を落とした登山家およそ800名の名前を刻んだ碑もある
5.JR土合駅・上越線

 JR土合駅は、地上は上りのみの駅で下りは随分地下深くにあるらしい。また、この辺りのJRに乗って見たが、ループになっていて急峻なエリアを線路が走っている。山小屋風の駅。谷川岳登山などの観光の場合のみ利用されるのではないだろうか 
6.土合ハウス

 JR土合駅のすぐ前にある。アットホームな山小屋?を山麓に降ろした感じ。料金は山小屋並み。鉱泉があり、これに浸かると疲れがよくとれる。05年に2泊してしまった
7.谷川岳ロープウェイ乗り場前の広場 6:56am

 ロープウェイは日によって運転開始時刻が異なり、この日は午前7時からだった。ぱらぱらと車で来た登山者が始発のゴンドラ目指して集まってくる
8.ロープウェイ乗り場内部

 思ったより多くの人が登山者の格好をしてゴンドラが動くのを待っていた
9.ゴンドラから山麓駅 7:11am

 まだ古いゴンドラだったが、隣には秋の開業を目指して新しいゴンドラの支柱などが立っていた
10.天神平より谷川岳方面

 いつものことだが、谷川岳山頂はやはりガスがまとわりついているようだ。ここからみると、まだまだ遠い気がする
11.天神平から登山道を行く

 天神峠行きのリフトから見ると、天神平から歩いている人がいた。しかし、天神峠まで行くと、はじめに下りとなるので、実はここから歩くのが正解だったのだ
12.天神峠行きリフト

 それを知らない私は楽をしようと、リフトに乗って天神峠を目指す。そこからは下りのはず。楽のはずと思っていた。しかし、下りは山登りの中で一番大変なのだ。
13.リフトより天神峠

 高山植物も今を盛りと咲き乱れ、これからの登山に胸をわくわくさせていた頃。天気もまあまあ。
14.天神峠

 ここから下りが始まる。結局、リフトで登った分ほど下る感じ。しかし、ここから谷川岳を見るという意味においては良かったかも。
15.天神峠案内板

 2003年に続いて、天神峠にやってきた
16.天神尾根と谷川岳

 天神尾根も長そうに思える。これまで地図でスタディした地形が目の前にある、そんなことを思った。昨日のビールがやや残っていてしんどい
 実は土合ハウスで親子連れの方と一緒になった。その方が、小松町で仕事をしたことがあるというので意気投合して、しっかりと飲んだのだった
17.天神峠からの下り

 重い体をひこずりながら天神峠から下る。谷川岳にたどり着くのだろうか、少し不安。しかし、朝、一番のため歩く人もまだ少なかった
18.天神峠付近から高倉山

 天神平スキー場となっている。結局降りていくので、リフトに乗った意味がない
19.天神峠のリフト降り場

 2年前はあの展望台の上で記念写真を撮った。展望は抜群で谷川岳が晴れていればよく見える
20.天神尾根

 谷川岳は雲の中。中々頂上を見せない。
21.天神平からの登山道との合流点

 天神峠までリフトで登ったが、結局長い道のりを下った。リフトで登った意味はほとんどない。調査不足を反省。
 帰りは、直接ゴンドラ乗り場へ行こうと決めた
22.西黒尾根

 憬雪小屋跡付近上部と思われる
23.熊穴沢非難小屋上部の尾根付近

 ここらから急に登山道が険しくなる
24.熊穴沢非難小屋直下の登山道 8:03am

 ここまではこんな感じでなんとなく緩やかな登山道だったのだ
25.熊穴沢非難小屋分岐

 いわお新道と谷川岳登山道の分岐。ここからエスケープすると谷川経由谷川温泉へ
26.熊穴沢非難小屋
 
 ちょっと休憩するにはいい。室内で泊まれる気もしたがあくまで非難小屋
27.熊穴沢非難小屋入り口

 入り口は、登山道から見ると浦河になる。雪の深さを測る柱もある
28.熊穴沢非難小屋とその上部の登山道 8:29am

 非難小屋はずっと下になった。小屋からすぐに急な道を登る。一番大変かもしれない。こんな道が続く
29.西黒尾根1500m付近

 谷川岳山頂は地形的に見えず、隣の尾根だけが高度を上げていく
30.西黒沢

 一ノ倉沢やマチガ沢は条例で危険地区に指定されている中、この西黒沢だけは谷川岳遭難防止条例で危険地区とされていない。危険地区となると、届け出の義務と気象条件による立ち入り禁止の措置がとられることがあるそうだ。
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