まつやまワールド    WORLD U
那須岳 2999m
2008.8.16
茶臼岳

茶臼岳山頂
那須岳(茶臼岳)山頂


 東北滞在の最終日、最後だけは晴れて欲しいと願っていた。磐梯山の山頂にいたときは奇跡的に晴れたし、その後平地は晴れだった。しかし、気圧配置が不安定で、冷たい空気が東北上空に入っていたことから、山の頂上部は結構ガスがかかったりしていた。

 午前10時には磐梯山から下山していた頃もあり、福島空港発大阪伊丹空港行きの飛行機が、午後6時45分であったことから、時間的に那須岳まで足を伸ばせそうだと判断し、レンタカー・パッソで那須へとぶっ飛ばした。お腹も減っていたが、磐梯山への非常食が残っていたので、東北自動車道・安積PAで食べるなど、めちゃめちゃ倹約してる!!さらに、那須方面へと飛ばしたのだが、16日とあってお盆の帰省のUターンと重なった時間帯となって、渋滞表示も一杯出ていた。

 もっと驚いたのが、那須の渋滞。那須ICで降りて、真っ直ぐ上れば那須ロープウェイに到着すると安易に考えていたのだが、IC出た直後から上りが渋滞。ぼつぼつしか動かない。理由は、避暑地でリゾートの那須に、お盆のお客が集中していたみたい。ラーメン、そば、ステーキなどのレストランの他、サファリやサーキットや何でもあるみたい。しかも、知らないくらいたくさん。別荘もたくさんあった。車が多いわけだ。

 12時過ぎには、那須ロープウェイ山麓駅に着くのかな、などと悠長に構えていたので、焦る。ロープウェイ乗り場に着いたときは、渋滞で遅れたため午後1時半くらいになっていた。ロープウェイの発車は、18分おきになっていて、今度は13:48発車。それに飛び乗る。コースタイムは、茶臼岳山頂まで登り40分下り30分の70分。山頂で、10分くらいは写真を撮るだろうから、約80分と言うことか。

 午後3時山頂発のロープウェイで降りないと、飛行機の時間がやばくなりそう、ということで、80分の所を60分くらいに短縮しないと行けない。磐梯山から下りてきたばかりの体に、それができるのか?もう、那須岳に来ることは遠方のため不可能に近いので、頑張って登る。

 那須高原はあんなに込んでいたのに、那須ロープウェイまで来ると人はほとんどいない。ガラガラ。お天気のせいだ。温泉のおじさんも上がったりだと言っていた。帰りの山頂発午後3時のロープウェイに乗るということは、那須温泉につかって帰るという時間も含めてだ。

 13時55分ロープウェイ山頂駅を歩き始める。真っ白いガスの中。先がどうなっているのかわからないが、すでに登った人たちが下山してきたいた。
 ロープウェイ駅からは、大きな音量で「雷雲が接近しているので、ロープウェイが運行中止になる可能性があります。登山者は、この放送が聞こえる範囲で行動してください。」というアナウンスが流れている。朝日岳や三本槍岳へや行くなということだな、それよりも茶臼岳から下りてくるまでは、止まるなよと思いながら登った。同じ時刻に上がってきた人で、茶臼岳を目指すのは自分だけみたいだ。

 樹木も何もない、かろうじて立ち入り禁止区域を仕切ったロープしか見えない荒れ地斜面を、黙々と直登する。3,400mくらい登ると岩場になる。ごろごろとしたところを登る。なんで、山は岩がごろごろしているんだろう、当たり前のことが疑問になる。岩に付けられたペンキ印を頼りにコースを進む。

 時間は大丈夫かな、などと気にしながら急斜面を登っていくうちにあと200mの立て看板が。そこら辺りから傾斜も緩くなり、土も真っ茶色になっていく。頂上の稜線にでたな、しかし、ガスでよくわからない。急いで山頂まで行く。なんか、体力も持つじゃん。鳥居が見える。もうすぐ。真っ白い世界。14:22山頂到着。CT40分のところ27分に短縮。

 日本百名山の一つを制覇、ということで天気は仕方ないとして、頂上を極めた喜びは、また一つあった。山頂には那須嶽神社の社が祭ってあり、そこで山岳パトロールの方が食事をされていた。場所を譲ってもらい、記念写真。しかし、山頂は後ろの岩だ、だから、その上で写真を撮らないといけないと言われて、岩によじ登る。立ってとれというので、立ち上がり1枚、さらに、座って1枚、慎重に写真を撮っていただいた。

 そんなことをしていると時間がたってしまい、15:00発のロープウェイの時間が気になり始める。CT30分だから、改札などの前に山頂駅に着かなければならない。ダッシュで降りる。14:30山頂発。10分も山頂にいなかった。最も展望がないので、いる意味はない。帰りは下りっぱなしだったので、ガスの中を走りに走った。靴を新しくしていたためか、自信を持って走れた。14:52山頂駅着。マラソンのような登山だった。

 このチャンスにここへ来れた意味は大きい。那須岳登山のためだけにはリタイアするまで来れないかもしれない。また、近くまで来たときに寄ってみよう!

16日:山頂駅 13:52発 => 山頂 14:22   山頂発 14:30 => 山頂駅 14:52
=> 15:00 ロープウェイ発車---大丸温泉に入る---福島空港へ


<画像をクリックで拡大します>
1.那須ロープウェイ山麓駅

 那須ICから見たときは、これ程までに天気が良くないとは思えなかった。お陰で、ここまできても人はわずかしかいない。お盆のピーク時なのに。やはり、天候の影響は大きい!
2.那須岳はガスの中

 那須岳が見えないだろうということは、だいたいわかっていた。しかし、山頂まで行こうとファイトは満々
3.那須ロープウェイ

 結構、国内では大型のロープウェイになると思う
4.乗客はガラガラ 

 13:48山麓駅発のロープウェイ。101人乗りらしいが、天候が悪いため乗客はほとんどいない
5.山頂駅前

 とても濃いガス。目の前しか見えない。茶臼岳がどうなっているのかも、全くわからない中、登山開始!
6.少し登っては見たが

 山頂駅付近も、人影はまばら。ロープウェイで山頂駅まで来るだけ来て、そのまま帰る人も多かった
7.那須ロープウェイ山頂駅

 少し歩くと、山頂駅でさえガスの中で霞んでしまう
8.茶臼岳を目指す

 初めのうちは、道を間違わぬよう柵ががしてあり、これに沿って歩く。
 結構、ガスがかかる日が多いのだろうか
9.斜面を直登

 これは、上っているところ。写真奥の方が山頂方向に当たる。ここらは、まだ足場がよい
10.ガスの中はペンキ印が頼り 14:04

 この岩を過ぎると、ゴロゴロした岩の上を歩くようになる。そのような状態が、山頂200m手前くらいまで続く
11.登山道は火山性のため赤い

 岩場を通過すると、茶色い火山灰性の土壌となる。これは、頂上まで続く
12.山頂近くの道標 14:19

 ガスの中を歩いていて、不安を感じていたが、道標が現れるとほっとする
13.茶臼岳稜線を行く

 本来なら、右に噴煙を上げている茶臼岳火口部が見えるはず
 山頂は、火口のピークのようだ
14.分岐
 
 峰の茶屋跡避難小屋方向との分岐。朝日岳、三本槍岳方向は、ここで分かれる
15.山頂の鳥居が見える 14:22

 鳥居が見えたら、頂上のようなもの。あと、1分もかからず、山頂
16.山頂神社の鳥居

 山頂の岩なども見えてくる。結局、ガスは取れそうもない
17.那須嶽神社の表示
18.大岩の奥に祠がある

 茶臼岳山頂付近の様子。一番奥にお社がある
19.那須岳山頂にて

 本当は茶臼岳というべきか
20.降り口の表示

 お社の横にお釜を回るルートの道標がある
21.山岳警備員の方がいた

 誰にもシャッターを押してもらえないかと思っていたが、山岳パトロール中で、たまたま食事をされていて、写真を頼んだ
22.本当の山頂

 この岩の上が、本当の茶臼岳の山頂だという
23.岩の上でも写真を撮る 14:26

 とにかく、パトロールの方が、この岩の上で撮らないといかん、というので上がってみた
24.山頂部から鳥居を見る

 山頂の社から50mくらい手前にある。これは、社前から見ている
25.茶臼岳の火山灰の影響

 登山道は茶色いところが目立つ。だから、茶臼かあ、と納得した
26.那須全貌

 那須高原
 那須湯本温泉がここのメインで、旅館などもたくさん立ち並ぶようだ
27.那須の温泉街

 那須岳から噴出する温泉で、至る所に温泉が湧き出ているようだ。何カ所か、小規模の温泉もある
 深田久弥は、日本百名山の中で、「それらの温泉を根拠として登山の出来ることが、那須岳の大きな得点であろう」と結んでいる
28.福島空港で喜多方ラーメンを食べる

 今回の東北の旅で、喜多方ラーメンを食べようと思っていたが、喜多方市は通過せずに、やっと空港で食べることが出来た。
 1200円
 
 山形空港や福島空港はこじんまりとしていて、駐車場も無料で数も少ない。



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