まつやまワールド    WORLD U
蔵王・熊野岳 1841m
2008.8.15
熊野神社
熊野岳山頂の熊野神社


 蔵王は、過去に数回スキーで訪れたことがあった。
 その時は、地蔵岳までロープウェイであがり、お地蔵山を見たのだったが、樹氷や眺めもきれいで、感動したことを覚えている。また、子供を連れて蔵王山麓を訪れたことがあり、東北にあって何故か身近に感じる山だ。

 8月15日、朝5時にはとにかく目を覚ました。
 雨は降っていないようだ。ラッキー。やる気が出てくる。朝食は、昨日月山で食べ残したカレーパンとおかか入りのおにぎりと爽健美茶。身支度をしてチェックアウト。もともと荷物はレンタカーのパッソの中なので、大したものはホテルに持ち込んでいない。お茶2本購入して車を走らせる。

 それは雲は多いものの晴れている感じで、やや期待を持たせる。山形市から国道13号線を南下、蔵王エコーラインへ入る。蔵王の山は半分雲に覆われている。エコーラインを上っていくと案の定ガスの中に入る。前が見えん!!10m前も見えないくらい。そんな中をどんどんと高度をあげていく。まだ、時間も早く対向車もない。

 このエコーラインは思っていたよりも距離があって、秋に来ればブナやダケカンバなどきれいだろうなあと思われたが、今回は全く見えず。これはひどい。これ以上、悪天候な日はないと思える。雨がまだ降ってないだけましか。料金所にも人がおらず、通過。刈田岳駐車場に午前7時頃到着した。

 駐車場には数台の車が停まっていたが人の気配はなし。レストハウスもシャッターを降ろしていた。トイレに行きたかったが、もっと下にあるトイレを案内してあったので我慢することにした。午前8時までは、車の中でもじもじしていたが、そうこうしているうちに隣に袖ヶ浦ナンバーの軽四がやってきて、老夫婦二人が今にも登りはじめそうだったりしたので、こっちとしも出発の準備を始める。そしたら、その二人連れは、準備をして朝食をはじめてしまった。誰も登ろうとしないので、トップを切ってその嵐の中に「もういいや、いくぞ」という感じで突撃。

 車の外は、風速40mくらいはあろうかという暴風が吹いている。雨こそ降ってないが、雨粒が粉々になって霧となっているみたい。めがねはすぐに水浸し状態で、手でその水滴を拭き取る。ひたすら熊野岳を目指した。

 お釜は見えない。本来なら、眼下にはエメラルドグリーンのお釜が口を開けているはずである。とても強い風。暴風が吹き付けてくる。風速40mくらい。飛ばされそうだ。ガスの中なので、風だけかと思ったら霧よりも細かい粒の水滴も混じっている。めがねがすぐに水浸しになり、曇ってしまう。ラーメン屋などで曇るのとはちょっとわけがちがい、こっちは水がぶっかかっているかんじで、ワイパー付きのめがねが必要のようだ。

 刈田岳1758m方面から熊野岳1841mを目指す。標高差もあまりないし、天気も悪いし一応百名山のピークを踏んだというだけの意味だ。深田久弥は日本百名山の中で、安達太良山に登ったとき、「霧に包まれて眺望は得られなかったが、山頂を極めた喜びに変わりはなかった。」と記している。深田でさえ、このような天気に何度も遭遇しているのだ。その思いを十分に理解できる。

 また、蔵王エコーラインも久弥が蔵王に登った頃できたようで、彼は「近年刈田岳のすぐ近くを経て、宮城と山形をつなぐバス道も開かれて、何の苦労もなくお釜見物も出来るようになったが、それだけ魅力も少なくなった。」と述べているが、いくら便利になっても天気には勝てない今回の山行であった。

 登山道の脇には、1〜4mくらいの柱がずっと立てられており、ガスの中でも迷うことがないよう整備がされていた。馬の背といいながら、ガスの中なのでどうなっているかわからない。そのガスの中をやや登りながらであるが、柱を頼って熊野岳に行ったのだった。

 熊野岳へは熊野岳避難小屋を経由していったため、10分くらい余計にかかったかもしれないが、トップを切って到着したようだ。はじめは避難小屋を頂上かと勘違いしたが、神社がなかったので尾根伝いに熊野神社まで行った。熊野神社はガスの中で突然ぬぼっと現れた。誰もいないので少々気味が悪かったのだが、神社の休息小屋でのんびりして、神社をお参りして下山した。

また来る!



15日:刈田岳駐車場 8:00am発 => 8:35 熊野岳避難小屋 => 8:45 熊野岳山頂
9:00 山頂熊野神社発 => 9:30 登山口駐車場着     吾妻山へ向かう


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1.刈田岳山頂駐車場 1740m

 午前8時頃になって、準備をするスタッフの車が到着。シャッターがあく。
 帰りには、フランクフルトとコーンスープを食べた。
2.駐車場からお釜へ向かう 8:00am

 誰も先を歩いていない。展望もない。暴風。
3.刈田岳分岐

 本来ならこのあたりからお釜が望めるのかもしれない。駐車場からお釜へ突き当たったところで、刈田岳は右、熊野岳は左。
 ここから、左へと進み、ガスの中の山歩きが始まる。樹木は全くない
4.目印の柱

 晴れたときに来た人は、「これは何のためのもの?」と思うそうだが、ガスの時は二つ先も見えなくなるところがある
5.ガスの中を進む

 駐車場方向を振り返ったところだが、ホワイトアウトという感じで、この柱がないと方向を間違ってしまいそう
6.小さなケルンも 8:24am

 お釜方向を見ると、ケルンが所々積まれている
7.お釜サイド

 お釜の丁度横当たり。晴れていればどんな光景が見れるのだろうか。また来るしかない
8.熊野岳尾根筋 8:37am

 本来はここまで来ると最短コースから外れる。ここからは、熊野岳避難小屋を経由して、熊野神社へ至る
9.熊野岳避難小屋 8:37am

 熊野岳から300mくらい東に、避難小屋がある
10.避難小屋から見た尾根道

 避難小屋から熊野神社へは尾根歩き。ガスの中なので、どこがどうだかわからない
11.避難小屋付近の石垣

 何か建物の跡だろうか
12.石垣内部

 ここにも祠などの建物がかつてあったような跡だ
13.熊野神社 8:46am

 避難小屋から西へ300m程進むと突然石垣に囲まれた祠が見えてくる。
14.日本観光名所の碑

 暴風の中なので、何の碑かよくわからないが、そんなことが書いてあったようだ
15.熊野神社の入口を捜す
16.鳥居

 鳥居の向こうに熊野岳山頂の標識がある
17.蔵王温泉からのルート

 直接熊野岳山頂まで直接来るルートがあるようだ
18.証拠写真

 誰もいないので、暴風の中自分で取る。眼鏡はガス中のミストのお陰で拭いても拭いても曇ってしまう
19.入り口は1カ所
20.熊野神社入り口

 通路は細い。これが風から神社を守っているようだ
21.祠はしっかりと鎮座

 石垣の内部は、その外ほどの荒れた暴風ではなかった
22.神社の前に休息小屋がある
23.休息小屋全景
24.休息小屋入り口

 扉は開いたままだった。外壁は石造りで暴風くらいではビクともしない感じ
25.奉納された剣など
26.祠というよりも立派な神社
27.扉の穴から賽銭を入れる
28.神社から石垣出口を見る
 
29.小屋内ベンチ
 
 小屋の内部は、外部の暴風雨と打って変わって静粛。ほっとする。建物の中のありがたさを実感!!
30.小屋内部

 ここだと万が一の時には泊まることも出来そうだ。10名程か
31.小屋出入り口 8:53am

 この入り口を一歩でると嵐の中だ。石で作ってあるため、小屋の中は外の嵐を全く感じさせない

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