まつやまワールド
金峰山 2599m
2010年5月4日(火)

<速報版>


金峰山山頂にて。後ろの大岩が五丈岩


 5月4日(火)午前6時前に富士見平より金峰山へ向かう。

 富士見平の朝は、他のエリアと雰囲気が違っていてみんなのんびりのような感じ。瑞牆山往復にせよ、金峰山ピストン、あるいは、それ以上遠くに行くとしても、安全に安心して行動できるからだろうか。

 トイレの数が限られているため、朝は順番待ちの列ができていた。しかし山でのトイレは大切である。どこで用を足すかも限られてくるので、慎重に考えたのだが、大日小屋にもトイレがあるだろうと思い、この順番待ちはパス。

 それから富士見平小屋にはふとんがあった。瑞籬山荘で2500円を支払い、小屋の中のものなどを使えるということだった。バケツなども置いてあった。小屋は開放されているとは聞いていたが、素泊まりできることがわかっていれば、余計な荷物軽減のためそれを利用したのだったが。。。

 とにかく、今回の山行は食料や宿泊用具など過剰過ぎて大変だった。山頂にもコンロやククレカレーなども持って行ったが、カップヌードルを作るにとどまった。それはそれでとてもおいしかったのでよかったが、荷物が多すぎたのだ。服なども3枚着ないものを担いであがった。反省。荷物の軽量化は大切!

 富士見平を出ると気持ちのよい登りの道が続く。それがやがて石ころ混じりの道になり、約1時間で大日小屋へ到着。コースタイム通り。
 しかし、ここで大日小屋探索へ。中の人に金峰山山頂のことを聞いたり、水を補給したり、トイレに行ったりとこれから急登に備える。みんなほとんどここはパスしていく。
 大日小屋は一段低いところにあるため、小屋に立ち寄る人は少ないのだ。避難小屋的な感じ。ここにはふとんはないようだった。2人くらい荷物を置いていた。

 大日小屋で休憩しているとき、富士見平で一緒だった韮崎高校の登山部の生徒が追いついてきた。まあ、全く適わないだろう、と思っていたが、彼らは早めにアイゼンを付けたため、当面自分の後ろを歩くことになった。
 自分はなるべく後までアイゼンを付けないようにしようと思い、大日岩で付けたのだったが、丁度その後から雪が多くなり良かった。
 
 アイゼンを付けたりで大日岩から歩き始めたのが8時前。大日小屋でも30分くらい休憩したし、本当にゆっくりのペースになっている。砂払ノ頭までは結構辛抱で、アイゼン歩きが続く。

 9時半に砂払ノ頭を出発して約1時間少々を五丈岩と睨めっこしながら歩いた。これほどの雪の道を歩いたのは初めてで、というか大体が夏山ばかりだったので、貴重な春山の体験をした。

 特に、山頂までの最後の1時間は金峰山小屋や奥秩父の山々を満喫しながらの展望ルートであるから、とても気持ちが良かった。今回の登山のクライマックス。なにも焦ることもなく、昨日の瑞牆山を思い出せば、なんと安心なことか。

 そして、登山道はもちろん、山頂からの展望は抜群。奥秩父という領域が明確に自分の中にインプットできた。山登りを始めたのが遅かったため、山自体についてあまり詳しくなかったのだが、これで奥多摩・奥秩父エリアについて少しは理解できたのだった。

 結局、山頂まで担いで上がったククレカレーやバウムクーヘン、パンなどには手を付けることが出来ず、ELKで購した燃料もほとんど使わないままだった。燃料は飛行機に積み込めないので、ここで処分するのがベストと思い、山頂で出会った登山者にあげた。

 しかし、食料を減らすべくなるべくいっぱい食べて、チョコレートやポテトチップス、キャラメルなどは食べ尽くして下山した。下山をし始めたときは、お昼を回っていた。

 どうも体力低下のせいか、下山のペースは同じくらいの年代の人たちと肩を並べてのんびりと歩いた。やっぱり、若い人は歩くペースも速いのを実感。しかし、これも仕方ない。途中で電話が入ったり、富士見平でのんびり休憩したりで、瑞牆山荘前の駐車場へ帰ったときは夕方5時前になってしまった。

 帰りは、林道など遠回りをして、瑞牆山の最後の姿を見たりもした。時間にゆとりがあるということは大切なのだ。

 宿は決まってなかったが、増富の湯に立ち寄って疲れを洗い流し、そこでルートイン韮崎を予約することができた。最終日には身延山久遠寺参拝をすることにした。
 


富士見平のトイレ。朝には渋滞が。。。


富士見平から一登り。ここから先はしばらく尾根を歩いて、トラバース。さらに下れば約1時間で大日小屋に着く


大日小屋。結構古い。登山道から50m程降りたところなので、立ち寄らずに通過する人が多い。宿泊をしない場合、水を補給する以外の用はない


大日小屋入り口部分。ボンベが一つ置いてあった。土間は水が貯まっていたのか、梯子が置いてある。避難小屋のようでもあるが、結構利用されているようだ


大日小屋の注意書き。正面の壁に貼ってある


大日小屋トイレ。コースにおいては、ここは貴重!しかし、4つあるのだが、1カ所は扉がない。また、別の1カ所は床が抜けている。利用できるのは2カ所


大日岩の下には大きな氷柱が出来ていた。夜には氷点下になるのだろう。しかし、この日は気温が上昇したため、帰りには登山道まで落ちてきていて、バラバラに割れていた


大日岩下部を行く。この岩の右を登山道は巻いている


大日岩休憩ポイント。岩の東側にある広場で、ここを過ぎると休憩は砂払ノ頭までできない感じ


大日岩でアイゼンをつけたが、すぐに雪道となる。タイミングはベストだった。アイゼンが効き、気持ちよく歩ける


砂払ノ頭。右後ろは瑞牆山。ここからはしばらく岩場が続く


砂払ノ頭での休憩。ここまでくると初めて五丈岩が確認できる。と同時にこれから歩く尾根線の登山道も全貌を表す。


さらに進むと前を行く韮崎高校の登山部の姿や山頂に立つ登山者など、確認できる


金峰山小屋と大岩。岩の上に人が立っているように見えるが、石のようだ


金峰山頂上到着。休み休みのんびり歩きすぎたのか、着いたのは午前11時前になっていた。ちょっと掛かり過ぎ!ここは五丈岩の前であるが、最高点はここから見える岩の、もう少し先の模様


どこからでも目立っていた五丈岩。天辺にも登れるようだ


五丈岩から山頂方向を見る。砂払ノ頭手前で追い越された韮崎高校の部員も、これから下山するらしく、最後に五丈岩を見納めていた?のだろうか。


金峰山山頂は、三角点は2595mであり、この道標には2598mと書いてあり、さらに後ろの標識には2599mと書いてある。


金峰山山頂から五丈岩を見る。離れたところから金峰山を見ると、五丈岩と山頂はある程度距離が離れているように見えるが、実は100m位のような感覚である。また、五丈岩の方が山頂よりも高いように思えた


奥秩父の主稜尾根。中央奥は雲取山。昨年のGWには、雲取山を訪ねた。そのとき、金峰山も見えていた


金峰山山頂から東を見る。中央手前の低い山が鉄山2531m、左が朝日岳2579m、さらに中央奥が北奥千丈岳2601mで奥秩父の最高峰。金峰山は独特の山頂であるが、北奥千丈岳は高さこそ一番でも、人気は金峰山の方がはるかにあるらしい。
本当は、北奥千丈岳の近くにある大弛峠から金峰山を目指したかったが、この時点では林道が通行止めだった。この尾根ルートを歩けばかなり楽そう



山頂部はもうしばらく雪が残る模様。やっと登ってきたので、山頂ではかなりのんびりした。カップヌードルを作り、昼食。1時間以上まったりした。


五丈岩からの下山道。このピークをいちいち登ったり下ったりしながら砂払ノ頭を経て大日岩を目指す


右の瑞牆山手前の大きな岩が大日岩だが、殆ど尾根を歩いてここまで降りる感じで登山道は付けられいた


山頂から五丈岩を見る


五丈岩辺りの積雪。登ってくるときは締まっていたが、下るときは何カ所か踏み抜くようなところもあった。アイゼンもほとんど役に立たず、はずして下山した。


さらば、金峰山。どんなところだろうかと思っていたが、やはり百名山の名に恥じない素晴らしい展望と感激があった。やっぱり、行ってみないとわからない


下山は瑞牆山に向かって降りる


砂払ノ頭まではアイゼンが不要だったが、ここで装着。これから先はコースタイムで下山。


帰りに大日小屋から見上げると、大日岩が聳え立っていた


日が沈むと空気が澄み、甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳、左端には鳳凰山・地蔵岳オベリスクなどが美しく見えた。

[Index] [MATSUYAMA World]