まつやまワールド    WORLD U

日本二百名山・瓶が森 1896m
2002.8.11


瓶が森の白骨林と石鎚方面

 これまで瓶が森から石鎚山を写した写真や絵をたびたび見てきましたが、実際に行ったことがないので、どのような風景か具体的にイメージできませんでした。笹原には笹がどれくらい茂っているのだろうか、などと思いながら頂上を目指しました。

 石鎚スカイラインが無料化されたので、朝3時に宇和町を出発して5時過ぎには面河に到着しましたが、ゲートが閉まっていて開くのは午前7時とのこと。車の中で仮眠を取りゲートが開いてからスカイラインを登り瓶が森駐車場まで行きました。

 ガスが次第に出てきて、石鎚山山頂ははっきりと見えませんでしたが、瓶が森の高原風景を楽しむことができました。瓶が森は男山と女山の二つのピークを持ち、女山の方がやや高くて1896mです。

1.瓶が森登山案内板

 まず、男山へ向かい、それから稜線をたどって女山へ。
 そこから瓶が森ヒュッテ方面へ下り、駐車場まで帰ってくるので、2時間もあればゆっくり瓶が森が堪能できる
2.氷見二千石原分岐

 ここで男山へ登らずにトラバースして氷見二千石原へ行くこともできる。
 
3.登山開始時の風景

 ガスがかかって石鎚山方面の眺望が効かない。
 松が所々生えている笹原で、この松が白骨林となるのだろう
4.男山への途中の松

 強風のためか、低くしか育っていない。
 また、途中からは松も次第と無くなって笹のみの山となる
5.白骨林となりかけの樹木

 この木は枝振りから考えると枯れ始めだろう
6.男山山頂

 晴れていればバックに石鎚山が望めるはずだが、朝もガスが次々に現れ、すっきりしなかった
7.氷見二千石原と瓶が森ヒュッテ

 男山から女山に向かう途中、次第とガスが取れてきて展望が望め始めた
8.女山から瓶が森ヒュッテへの下山道

 この稜線の右が女山山頂で、左が瓶が森ヒュッテのある氷見二千石原
 
9.瓶が森ヒュッテと瓶が森白石小屋

 手前右下が瓶が森ヒュッテで、中央左が瓶が森白石小屋。
 本当は、その向こうに石鎚山が見える
10.女山から下る家族連れ登山者

 女山辺りにくると、樹木はほとんどなく展望がよく効く。
 しかし、瓶が森は非常にガスがかかりやすく、すっきりと見えるときはまれのような気がする。瀬戸内海に面して聳えるという地形のせいかもしれない
11.氷見二千石原

 準隆起平原の地形で、石鎚山が男性的なのに対して、瓶が森は女性的地形でやさしい気持ちにさせてくれる 
12.瀬戸内海方面

 この日の当たり具合からすると、瓶が森山頂部のみにガスが漂っている状況だろう 
13.女山山頂

 やはり、どこの山にも祠が祭ってあり、瓶が森も例外ではない 
14.瓶が森山頂の看板

 山の山頂は、小数点以下を四捨五入して表示するのであるから、瓶が森は1897mとなるのが正解。
 昭文社の山と高原地図には1896mとなっていた
 
15.石土山大権現の祠

 信仰登山の名残か、瓶が森の傍らには子持ち大権現がある。二つの山が意味を持って存在しているのかも。
16.男山への道

 右が男山で、そちらからこの女山山頂に登ってきた
17.女山山頂からの下り

 ここを下って瓶が森ヒュッテ方面へ行く
18.瀬戸内海方面を望む

 雲底付近にいるのか、時たま瀬戸内海方面がぱっと開けて、1890mからの展望が望めるときがあった
19.女山からの下山

 一路瓶が森ヒュッテを目指す
20.瓶が森ヒュッテ

 次第に瓶が森ヒュッテが近づいてくるが、どのようなところなのか興味がわく。
 しかし、登山者が少ないので、どうやってやっていけるのか心配になる
21.男山を望む

 女山からの下山中、男山山頂を見たところ。
 右端のピークが男山の山頂。
22.小松町方面

 西条市から小松町にかけての展望。雲のわずかしたに出たところの感じ。 
23.女山から瓶が森ヒュッテの下山道にて

 この下山道は水が走ったところ以外は一面の笹原。歩いているだけでも気持ちがいい。
24.瓶が森全景

 相変わらず石鎚山は頂上を現さない。この時期は太平洋側から湿気を含んだ空気が石鎚連峰に吹き込むため、このような天気が多いのだ。
25.氷見二千石原

 
26.駐車場へのトラバース登山道

 瓶が森ヒュッテと駐車場をダイレクトに結ぶルート
27.石鎚山スキー場

 ここまで降りると太陽の光も良く当たっていて明るい。夏は太平洋高気圧が張り出すと、その周りを回り込む空気がこのような天気にしてしまう
28.女山から下山

 ここまで降りると後は瓶が森ヒュッテ経由で駐車場までトラバースなので、気軽な散歩の気分になる
29.瓶が森ヒュッテ

 小屋がここにあるのはありがたい。
 しかし、北アルプスほど賑わってないため、初めての場合、どう声を出して良いのかわからない。
 小屋に立ち寄るのは、次回泊にすることにした
30.トラバース道から男山を見上げる

 笹原の上に男山が聳える。なんといっても笹原がこの山の持ち味かと思う
31.白骨林

 白骨林は枝がもぎ取られて、もう幹のみとなっていた。自然の営みだが、上高地の大正池を思い出させる
32.子持ち権現

 この山の頂上に至るには、鎖を頼りに直登しなければならない。
 どこからみても槍の先みたいで、よく目立つ岩峰だ
33.瓶が森案内板

 駐車場のところにある案内板
34.瓶が森林道より子持ち権現

 この子持ち権現を巻くように瓶が森林道は上る。やはり、この高さまでガスがあり、上部は雲。
35.シラザ峠と山荘しらさ

 瓶が森林道よりシラザ峠と土小屋方面を振り返った。
 瓶が森だけの登山の場合は、2,3時間のトレッキングコースといったところだ



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