まつやまワールド    WORLD X

槍ヶ岳 初登頂 1989.8.25

まだ、登山経験も浅い28歳の時、単独で槍ヶ岳へチャレンジしました
もう、来たくない、とその時思ったのですが、今ではまた行きたいです




大阪を24日の夜行、「ちくま」で出発。

25日早朝、上高地に入る。天気予報は、晴れ。
期待をしながら登り始める。
6:30am河童橋を出発した。
7:30am明神小屋。
8:30am徳沢園
10:00am横尾山荘出発。
11:00am一ノ俣小屋跡。
12:00pm槍沢ロッジ着、昼食を取る
1:00pm槍沢ロッジ出発。ババ平
 雪蹊が出てくる。雪蹊歩きははじめて。
 写真前方が大曲りか。また、水俣乗越が見えている(と思われる)

2:20pm天狗原別れ
5:00pm殺生ヒュッテサイド



大曲りをまがったあたり。

この辺まで来ると、道も急になりペースが落ちてくる。
雪蹊歩きはつらい。

正面は、大喰岳・中岳付近(と思われる)

5:40pm槍ヶ岳山荘到着(泊)



槍ヶ岳山荘から、氷河公園方面を見る

天気予報は晴れだったのに、やたら雲が多い。
山の天気はこういうものかと、がっかりする。
槍ヶ岳もなかなか顔を見せない。

槍ヶ岳山荘から殺生ヒュッテを俯瞰したところ



ここまで来るのにかなりしんどかった。
本当は殺生ヒュッテに泊まろうと思ったほどだ。
特に、最後の登りがきつい。
疲れが貯まった頃、最もきつい道になるので、歩くのを止めたくなるくらいだった。
しかし、休まずに登った。

槍ヶ岳山荘前にて



なかなか槍の穂先が姿を見せなかったが、ときどき雲の合間に顔を覗かせてくれた。
そんな一瞬の記念写真

26日5:00am 槍の穂先へ登頂


台風が接近していた。
本当は登らずに帰ろうかと思ったが、女子大生も小雨の中、穂先から降りてくる。
それを見て、登らずに帰るのは恥と思い直し、あのハシゴを気を付けて登ったのだった。これで命が終わるかもしれない、と思うほどビビった。
回りはガスの中で、何も見えなかった。
 

槍の穂先の下山道



ペンキにて印がしてある。
登りと下りは別々になっていた。
雨でも人は登り、また、下る。
 

ほとんど垂直の下山道・岩場

命からがら、という感じで、降りた時はほっとしました。
ガスも晴れないので、朝食を取ってすぐに下山を始めました。
 

下山時の休息


雪蹊を要領よくお尻で滑って降りている人もいましたが、私は歩いておりました。
ガスの下に来ると、お日様もでていて、3000m級の山の天候の厳しさとを感じました。
 
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槍沢の雪蹊


以外と長く雪蹊が続いていました。
登山道を歩かずに滑っている人もいました。
 
11
槍沢の雪蹊


雪蹊の先が大曲りでしょうか。
この辺りも、結構勾配はきつく、山の厳しいところです。
 
12
梓川


ここまで降りてくると、山頂付近のあのガスと雪蹊が嘘のようです。
あくまで、平和に優しく水が流れているような気がしました。
 
13
明神館前にて


たまたま一緒にいた人たちと記念写真。
入って下さいよお〜、という感じ。
 
14
河童橋付近より


バスの時間まで、川原でお湯を沸かし、UFOを食べました。
次回は、快晴の時に来たいな、いやいや、二度と来ないと思ったような気がします。(2003.7.4記す)

(おわり)
 
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