まつやまワールド    WORLD X

日本百名山・開聞岳 2003.5.29

その2


31.頂上までもう一息 14:41

 山頂まで52mの看板。あとわずか、ということなのだろう。ここまでが急登で、この看板が登山道の登りの終わりを告げる。
32.頂上到着 14:46

 開聞岳山頂934m。
 やさしい山容をしている割には、登山道は一様に回りながら登っており、また、半分から上は大きな岩がごつごつしていて、楽な登山ではなかった。
 ここから深田久弥は、屋久島を見たかったようであるが、彼も目にすることはできなかったとのことである。
33.山頂にて

 ここまできて、次の登山者が山頂を訪れ、ほっとした。このまま一人のままではあまりにも寂しすぎたのである。
34.山頂の案内板

 山頂から見える風景の解説をした石板が設置してあった。
 ここまできて、屋久島を見て帰るのと、見ないで帰るのは大違いである。次回からの山登りの反省である。
35.山頂の溶岩

 火山のせいか、山頂は溶岩で覆われている。
 二重式火山だそうで、トロイデとコニーデを積み重ねて、あのような美しい形になったのだそうだ。
36.山頂の樹林

 山頂では、今登っている岩にあがらないと、辺りを見渡すことができないくらい、樹木が茂っていた。
37.山頂の樹木2

 山頂の樹木の様子。九州の山らしく、また、低山らしく、緑濃い。
38.山頂から池田湖方面

 山頂はなだらかな感じがする。ガスで何も見えない。
 
39.3人グループの登山者

 東京から来たという3人連れ。飛行機の関係で、日程を変更できなかったそうである。自分と同じような境遇の人はいるものだ。
 お年の割には健脚で、このうち一人は後に来て先に下山した。その後、追いつくことがなかった。
40.皇太子様登山記念碑

 山頂には、皇太子様が昭和63年に開聞岳へ登山したという記念碑が石に埋め込まれていた。
 14:54から下山開始
41.2合目までのレンタカー 16:40

 5合目まで足早におりた。16:04
 結局、登りに2時間15分、下りに1時間45分ほど要したことになる。山は優しく見えても、日本百名山の風格ある山だった。
42.開聞神社

 レンタカーを借りていたので、麓の開聞神社を訪ねてみた。
43.開聞小学校の子供たち
 
 人なっつこい子供たちに、心が安まる一時。
44.唐船峡の湧き水

 この祠や松の木の足下から水が沸いており、その湧き水でソーメン流しやチョウザメの飼育が行われていた。
 大変綺麗な水で、ソーメン流しも大規模。開聞町営。
45.山川砂むし温泉

 ここから開聞岳を見ながら、砂湯に入りたかって、地図をたよりに訪ねてきたのだが、残念ながら営業時間終了。季節によって違うので注意が必要だ。
46.砂むし温泉からの開聞岳

 本当は、この風景を砂湯に入りながら見る予定だった。
 しかし、開聞岳の雲はさらに深く垂れ込め、雨も時々降ったりして、台風接近を思わせるような気象状況となっていた。
 やっぱり、山は晴れでないといけないものだ。

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今回は、慰安旅行を利用しての山行だったので、時間的制約があった。
日本百名山の開聞岳の頂を踏んだのは満足だったが、
やっぱり、360°の展望があれば、さらに良い山登りとなるので、
天気が良くない時は勇気ある撤退もしないといけないと痛感した。

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