まつやまワールド    WORLD U
霧ヶ峰 1925m
2006.5.6


霧ヶ峰の主峰、車山1925m


車山山頂と西に広がる八島ヶ原湿原


車山から見た蓼科山と蝶々深山から見た北アルプス


蝶々深山から見た八島ヶ原湿原と物見岩方面


八島ヶ原湿原と七島八島


 霧ヶ峰ビーナスラインは、高校の修学旅行などで何度か通ったことはあるが、霧ヶ峰が一体どこを指しているのかはっきりと把握できないでいた。白樺湖や七島八島は立ち寄ったりもしていたのだが、それが霧ヶ峰のどういう位置に当たるのか、やっとこのトレッキングではっきりと理解できた。

 おおざっぱに言えば、白樺湖から八島湿原、七島八島にかけての南側をはしるのがビーナスラインで、本当の霧ヶ峰の良さはその周遊コースを歩かないとわからないだろう。これまでの自分は、霧ヶ峰の一部にだけ車から降りて、それを遠望していたに過ぎない。

 今回は連休だというのに、トレッキングをする人は驚くほど少なかった。多くの人は、車山にリフトに登るだけ、とか、七島八島に降りてみるだけ、とか、一部鎌ヶ池へ足を伸ばす程度のようだ。ほとんど人気のない蝶々深山などは歩いていても癒しそのもの。どっぷりと霧ヶ峰に浸った一時を過ごすことができた。

車山スキー場リフト乗り場 9:00 => 9:15 車山山頂 => 10:05 車山乗越へ下山 => 10:30
 蝶々深山 => 11:00 物見岩 => 11:30 鎌ヶ池キャンプ場 => 11:50 七島八島
 
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1.白樺湖

 6日朝。
 白樺湖へは、高校の修学旅行で初めて来た。家族旅行でも来た。いいところなのだろうが、これまでその良さを味わうほどのんびりとは来たことがなかったのだった。
2.車山 1925m

 早朝、朝食前に散策。
 白樺湖畔から見た車山。まだ、残雪が見える。リフトが動くのが遅いため、この日の朝はのんびりだ。朝の空気が気持ちいい。
3.白樺湖水源荘

 昨日、るるぶを見ながらいっぱい電話して、やっと空いていた宿。泊めてもらって助かった。本当はテントと思っていたので、食事にもありつけた。お陰で疲れも取れて、すっきりとした朝となった。
4.ビーナスラインから見る白樺湖

 ビーナスラインを登ると、すぐに白樺湖は遠くなっていく。本当は蓼科山にも登山する予定だったのだが、雪がまだまだ深いのと、天候が下り坂なので、登山を中止し、霧ヶ峰&美ヶ原を歩いて帰ることにしたのだ。
5.南アルプスの山並み

 山並みがとてもきれいだった。南アルプスもよく見えた。右から、鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳。
6.甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳

 左が甲斐駒ヶ岳2967mで、右が仙丈ヶ岳3033m。
7.鳳凰三山

 左のピーク、すぐ右に地蔵岳オベリスクが確認できる。ここへは、今から23年前の23歳の時に登ったことがある。雨の中で、大変な登山だった。帰りは走って降りたので、あっという間の下山だった。
 そのときは、スポーツシューズしか持っていなかったが、オベリスク登山を契機に革の登山靴を初めて購入した。
8.車山スキー場リフト乗り場

 車山は百名山の中で、もっとも楽ちんな百名山と言われている。これは、ほとんど山頂までリフトで登れるためだ。ここから車山山頂を往復する観光客はとても多い。
9.車山スキー場

 そんなに大きなスキー場ではない。初心者向けか。車山東側半分がスキー場となっている。
 我々も、見栄を張らずにリフトでひとまず車山山頂まで行く
10.蓼科山2530m

 本当は蓼科山も今回の山旅の目的であった。しかし、例年になく雪が多く山小屋までも行くことができない状況だったため、次回に延期した。
11.蓼科山山頂の様子

 また、近いうちにこの山の頂に立ちたい
12.車山山頂

 道標と南アルプスの遠景。景色は最高!
13.八ヶ岳をバックに

 車山は日本アルプスの展望台という感じで、八ヶ岳から南アルプス、中央アルプス、北アルプスとこの日は大変よく見渡せた
14.車山山頂の表示板

 ここまでは本当に楽ちん。こんなに楽に百名山の山頂に建てるとは素晴らしい。しかし、霧ヶ峰の良さは、この山頂の展望のみならず、ここからのトレッキングだったのだ
15.霧ヶ峰はここだ

 車山山頂から七島八島方面を見たところだが、これが霧ヶ峰の姿とも言える。結局、この写真に写っているところが、霧ヶ峰山頂とも言えると思う
16.八島ヶ原湿原

 ビーナスラインは左を通っているが、車で走るだけでは霧ヶ峰がどうなっているのか、よくわからない。八島ヶ原湿原は七島八島からやっと見えるのみで、あとは草木ばかりと思ってしまう
17.穂高連峰

 中央部に穂高があり、その右が大キレットで槍ヶ岳へと連なっている
18.行車山山頂と蓼科山

 百名山の山頂としては、最も俗化されてしまった感じ。それでも、ここから数多くの百名山が確認できた
19.車山山頂から下山

 ここからの下山は徒歩で車山乗越方面へ。登ってくるのに体力を要したわけではないので、下りも楽勝で快適な歩きとなる
20.霧ヶ峰のトレッキング道

 左端のやや小高い蝶々深山1836mを目指す。起伏もあまりなく、人も少なく、快適な高原散策だった
21.車山雪渓

 車山乗越から車山山頂を見る。この雪渓を越えて降りてきた。雪渓を歩くのはここのみ。GWが終われば、雪もなくなりそう
22.蝶々深山への登り道

 蝶々深山は丘だ。なだらかなので、登山道も直登している。気分は最高。GWのピークというのに、なんでこんなに人がいないのだろうか、不思議だ。
23.車山湿原

 蝶々深山手前の左あたりが車山湿原だ。見た感じ、ただの草原という印象。湿原なのかと思う
24.車山肩方面への遊歩道

 この沢を進むとビーナスラインへ出ることができる。今回は、こちらではなく、蝶々深山方面へ進む
 
25.いよいよ蝶々深山の登り

 あまり苦にならない、気持ちの良い登りだった
26.もうすぐ蝶々深山山頂へ

 ずっと柵がしてある
27.車山乗越方面

 歩いてきた道を振り返る。右には車山がある。蓼科山はどこから見てもよくわかるのでランドマーク
28.蝶々深山山頂1836m

 あっという間に山頂。ここで休憩しようと思ったが、予想以上に風が強い。丘の上に立つ、という感じだった
29.蝶々深山にて

 たまたま居合わせたカップルにお願いして1枚
30.蝶々深山から見た北アルプス

 なんか、近くなった気がする。北アルプスがよく見えるようになった。八島湿原もきれいに見えた。しかし、まだ冬色という感じ。
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