まつやまワールド    WORLD X

日本百名山・木曽駒ヶ岳 2003.10.21

その2


21.和合山 2911m

 千畳敷カールの北側を形作る山。
 稜線歩きをすれば、気持ちが良さそう。でも、今回はそんな余裕はない。
22.天狗荘と宝剣山荘

 中岳から宝剣岳、天狗荘、宝剣荘を見たところ。手前の赤い屋根が天狗荘で、宝剣岳側の水色の屋根が宝剣荘。左側の立て看板のあるところが乗越浄土で、八丁坂を上がりきったらここに到着する。
 駒ヶ根市は雲海の下。
23.千畳敷カールから沸き上がる雲

 駒飼ノ池方面。しかし、雲で反射して確認できない。
24.和合山2

 ピークハンターでなければ、ここからの木曽駒ヶ岳や宝剣岳の雄姿が美しかったかもしれない。
25.中岳下山中から見た宝剣岳

 宝剣岳の後ろの雲中に見える山は、空木岳か。やはり、午後になるとやまなみはガスに覆われることが多いなあ、と思う。
26.乗越浄土 16:17

 ロープウェイ駅の千畳敷からここまでが登山といえば登山であり、それから木曽駒ヶ岳までは稜線散歩なので、快適そのものだった。しかし、また、ここから下ることを思うと、ロープウェイの時間もあり、あせる。
27.宝剣岳

 稜線上からはどこから見ても宝剣岳の特徴ある穂先が際立って見える。しかし、この風景はここまで登ってきた人だけのもの。千畳敷からでは見えない。
28.中岳登山道で記念撮影 16:22

 実際、余裕はないのであるが、初めてであった登山者がいたので、記念写真を撮ってもらった。 
 そのひとたちは、乗越浄土までは一緒に登ってきた人達であった。今夜は、頂上の小屋で宿泊するらしい。私もできればそうしたかった!
29.宝剣岳2

 さらに近くから見る宝剣岳穂先。この宝剣岳と中岳は、木曽駒ヶ岳の一部と解釈されており、独立した山ではない。しかし、木曽駒ヶ岳登山においては、宝剣岳が一番印象的かもしれない。また、里からも、木曽駒ヶ岳は見えにくく、宝剣岳だけが目立っていた。
30.宝剣岳3 16:26

 今回はこの岩場に挑戦する時間がないが、次回是非ここも登ってみたいものだ。
31.中岳 2925m 16:27

 乗越浄土付近から見た中岳。
 なだらかで優しそうな山だが、この山を越えないと木曽駒ヶ岳へは行けない。ルートは二つあり、巻道と頂上を越えていく道。巻道にはやや危険な岩場のトラバースがある。頂上はそれ程高くはないが、岩がごつごつしている。
32.和合山3

 乗越浄土から見た和合山。思わず歩きたくなるような稜線の登山道が続いていた。
33.中岳2

 乗越浄土から見た中岳から駒ヶ岳にかけての稜線。ここからみると、木曽駒ヶ岳が目立つ山だとはとうてい思えないほど、優しい印象の山だ。
34.千畳敷カール 16:28

 乗越浄土からみた千畳敷駅方面。そこから下は雲海で見えなかった。ここまでくると時間的にややゆとりがでてきて、何か間違えなければ17:00のロープウェイに間に合うだろう、と思えた。
35.駒ヶ根市街

 駒ヶ根の町も時折、雲の合間から見ることができた。
36.八丁坂から見た千畳敷カール

 カール内は夕方になると日も差さなくなり、何か寂しい光線だった。登山道が縦横に見えるが、この時間にまでなると人はほとんど歩いていなかった。
37.八丁坂から見た宝剣岳 16:42

 宝剣岳も八丁坂から見るとさらに険しい岩場だった。ただ、槍ヶ岳などと比べると穂先が小さい感じがして、ややかわいらしい剣だと思われた。
38.宝剣岳をバックに記念撮影 17:00

 ロープウェイに乗る直前の記念写真。今回は短い時間だったが、自分なりに木曽駒ヶ岳を満喫できた。宝剣岳に登れなかったのが心残りだが、ここはアプローチも便利であるため、次の機会に登れる可能性もあるだろう。
 前回は雪の中で真っ白だったが、今回はこんなに素晴らしい中央アルプスを歩くことができてとても良い思い出となった。
 
39.駒ヶ根橋から見た宝剣岳

 夜は駒ヶ根高原に宿泊した。大変良い温泉だったが、天気も次の日良く晴れて、昨晩頂上で泊まれたらどんなに素晴らしかっただろう、と後ろ髪を引かれる思いだった。
 このときすでにロープウェイは動いており、「また来るぞ」と思わざるを得なかった。
40.駒ヶ根橋から見た千畳敷カール

 千畳敷カールも知っている人でないと、ここにあんな素晴らしいところがあるとは思えないだろう。毎日、駒ヶ根市役所のHPから見ることもできる。しかし、こんなに良く晴れた素晴らしい宝剣岳を見たことはなかった。

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次回は是非晴れた日に山頂で宿泊するという予定で行きたい。
中央アルプスの山小屋は、北アルプスなどとは違い、にぎわいはなく静かな印象だった。
もっとも、それは時期がこの時期だったためだろう。
次回は、宝剣岳か、それとも空木岳への縦走か。
健康に注意して体を鍛えて、もう一度中央アルプスにチャレンジしたいものだ。


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