まつやまワールド    WORLD U

九重山・三俣山2005
7月17日(日)

やまなみハイウェイ・長者原からみた三俣山1745m

 三俣山はどこから見ても山頂が三つのピークに見える。よって三俣山の名前が付いたのだろうと想像してしまう。また、やまなみハイウェイを走っていても九重連山の中で一番目に付くのがこの三俣山と、その隣で噴煙を上げる硫黄山だろう。今回は、いつも気になるこの名山に週末利用で登ってみることにしたのだ。

 7月16日(土)夕方のフェリーで八幡浜港から別府へ渡る。まず、温泉につかろうと行ったのが堀田温泉。そこで疲れをとって大分自動車道で湯布院へ。そこからやまなみハイウェイで九重へと向かう。途中コンビニで翌朝のおにぎりとお茶などを仕入れる。

 長者原の駐車場へ着いてみると驚いた。夏の土曜の夜だけはあるが、たくさんのアウトドア系の車で駐車場は一杯だったのである。車中で仮眠をとるが、宴会をやっているグループやトイレに行くたびに車のドアの閉じる音がバタンバタンしてよく眠れない。場所を移動して、大曲の駐車場へ行っても見たが、誰もいなくて照明もなく寂しい状況。やっぱり、長者原駐車場へ帰って、ここで我慢して寝ることにした。

 朝は早めの出発だったので、問題なく登山に向かうことができた。天気は快晴っぽい。長者原の駐車場へ車を止めて寝ている人は、九重に登る人というわけではない。暑い下界から避暑だけに来ている人がとても多いのだ。たくさんの車はあったが、登山者はほとんどいなかったのかもしれない。


 下山してきて、またこの駐車場へやってくると、1台の車を駐める空きスペースもないくらいだった。ここで簡単な昼食をとり、別府へ帰って午後2時過ぎのフェリーで四国へ向かった。

1日目:7/17 5:00起床 大曲駐車場へ => 5:50 大曲より登山開始 => 6:40 諏蛾守越 休憩 => 7:10 西峰山頂 => 7:40 主峰山頂 => 8:00 南峰山頂 => 9:15 諏蛾守越 => 10:10 大曲 別府へ

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1.長者原駐車場より三俣山・硫黄山

 車の中で寝たので、よく眠れたかどうかか定かでないが、すっきりとした気持ちの良い朝を迎えた。たくさんの車があるが、まだほとんど眠っているようだ。

 この時期、ここへは乗用車で来る人はほとんどいない
2.三俣山山頂部

 「山」という漢字の基となったような山だ。長者原から見ると、ピークは南峰は見えていない
3.大曲駐車場

 この駐車場は12台程しか止めることができないが、三俣山や北千里浜への最短コースとなる。早い時間でないと満車で駐めることができない
4.大曲より三俣山 5:53am

 いよいよこれから向かう道のり。三俣山はまだまだ遠くに見える。早朝なので、人も車も少なく気持ちが良かった
5.大曲からの登山道入り口

 ガードを越えたところ。このような道が続くわけではない
6.登山開始 5:55am

 前の写真から一歩、踏み込んだところ
7.砂防ダムを越える

 すぐに砂防ダムが現れる。このハシゴがないとこのダムを乗り越えるのはかなり大変と思われる
8.登山道から大曲駐車場を振り返る

 砂防ダムを越えると急騰を登る。その急騰も長続きはせず、すぐに原っぱに出るのだが、このわずかの間がこのルートでブッシュの中を歩くことになる
9.登山道より見える三俣山

 わずかばかりの急騰を越えたら歩きやすい緩やかな登りをコンクリート道路まで歩く。これから先はずっと三俣山を眺めながらの展望山歩きとなる
 
10.コンクリート舗装された登山道

 このコンクリート舗装の登山道もしばらく続く。これは車が通るためと言うよりはむしろ、雨で道路が浸食されるのを防ぐためにコンクリートとしているようだ。この辺りは、とにかく浸食とか斜面崩壊など地形の変化が激しい
11.長者原方面

 夕べ車を止めて寝た長者原。ここがなんといっても九重山登山の一大基地となっている
12.三俣山へ続くコンクリート舗装の登山道 6:14am

 標高1300mを越える辺りまでこのコンクリート舗装の登山道が続く
13.登山道の工事中部分

 道路が三俣山側へ回り込んだところで、こちら側の山が崩れてきていた。その部分の擁壁工事をしていたが、火山帯では斜面が安定しないので管理も大変そうに思えた
14.硫黄山

 ぐるりと山を回り込んで、三俣山と反対方向へ行くと硫黄山がある。斜面から噴煙を上げていた
15.諏蛾守越から続く砂防ダム

 ここを流れる土砂は三俣山諏蛾守越から流れてきたものと、硫黄山から流れてきたもの。もう、砂防ダムは一杯となっている
16.硫黄山直下より 6:25am

 これまでもいつもやまなみハイウェイを通るたびに、この山の噴煙は何か、疑問に思っていた。こうして近くまで来てみると、斜面からもくもくと水蒸気をあげているのがわかる
 
17.諏蛾守越の案内石 6:40am

 硫黄山別れから諏蛾守越に向かってしばらくガラ場を登ると、この石のある諏蛾守越に到着する。ここから、三俣山へ登る人と北千里浜・法華院温泉へ行く人に別れる
18.諏蛾守越の鐘

 霧などで視界の悪いときに方向や位置を確かめることができるために鐘がある。誰かが鳴らしてくれないと場所も確かめられないが
19.諏蛾守越より北千里浜下部

 ここまではどちらかというと気持ちよいトレッキングだった。北千里浜方面へは緩やかな下りとなる。三俣山はここから急登となる
20.北千里浜

 三俣山へ登るにつれ北千里浜が全貌を見せる。一番奥に九重山の主峰、久住山1787mが見えてくる
21.三俣山西峰登山中からの硫黄山 6:47am

 諏蛾守越もどんどん下になってくる。この三俣山への道は急なので、効率よく高度を稼ぐ。天気が素晴らしく大変気持ちの良い登山となった
22.三俣山西峰から見た南峰 7:07am

 すぐに急騰は終わり、西峰の稜線に出ると正面に南峰が見える。ここからが三俣山の稜線散歩となる。樹木が生えてないので、とても見晴らしが良く歩いていて気持ちも良い
23.三俣山西峰頂部から見た主峰との鞍部

 一応西峰の山頂を目指す。直接鞍部へも行く、巻き道もある
24.三俣山西峰山頂

 下から眺めたとおり、大変なだらかな西峰の山頂だった。自然の美しさというか。
 なだらかなため景色は山頂から見ると一面の草原で、ずっと端まで行かないと眺望は楽しめない
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