まつやまワールド    WORLD X

奥穂高岳 2003.8.3 Part3

奥穂山頂〜吊り尾根

これからが奥穂のハイライトとなる。天気が予想通り最高だった。これ以上はない
見るものすべてがずっと憧れていたものである。それらが目の前に姿を見せてくれた
ジャンダルム、吊尾根、前穂、槍、涸沢、上高地、常念岳などなど
これまでの苦労をすべて忘れさせてくれるのだった

57.奥穂高岳山頂3190m+2m
                                         
 ここから見える奥穂山頂らしきピークは、穂高開山の父、今田重太郎が、日本第2位の北岳3192mに届くようにと、岩を実際の山頂の横に2m積み上げたものだそうである
 したがって、ここに登れば、奥穂は日本第3位でありながら、第2位の高さまで登ったことになる
2003年8月3日(日) 6時42分
58.登山道から見た奥穂山頂

 奥穂山頂は一見わかりにくい。左より、三角形のピークが山頂なのだが、涸沢から見ると右よりの部分しか見えず、これを山頂と思いこむ人が多いらしい。
2003年8月3日(日) 6時48分
59.ジャンダルム

 奥穂を守る衛兵の意味。
 登山道を登ると堂々とそびえ立つ。この角度からが一番美しいと思われる。上高地から見るとどれがジャンダルムか慣れてないとわからない
 人が歩いている先がロバの耳
2003年8月3日(日) 6時49分
60.焼岳

 奥穂から見ると焼岳がこんなに下に見えた
 ここも日本百名山の一つ
2003年8月3日(日) 6時58分
61.前穂へ続く吊尾根

 憧れの吊尾根。ここからは、景色を楽しんで雲上散歩といきたいところだ
 しかし、ここから見る風景とは裏腹に、吊尾根はどんどんと岩場を下る険しい道だった
2003年8月3日(日) 6時59分
62.ジャンダルム方面

 岩と雪の殿堂、といわれる穂高。ジャンダルムまでは時間があったら行ってみたかった
 やはり、時間的余裕を持って行程を組みたいところだ。勤労者にはここまでくるので時間は精一杯なんだけど。
2003年8月3日(日) 6時59分
63.槍方面

 これも憧れの風景。北方向を望む
 左端が涸沢岳。それに続く右の二つのピークを持つ山が北穂。中央左に槍が岳、右には鹿島槍も遠く見えていた。
2003年8月3日(日) 7時00分 
64.吊尾根

 登山者は奥穂山頂で休息した後、そそくさと吊尾根方面へ急ぐ。ここを下り、紀美子平まで行って、前穂へ登り返す人が多いようだ
2003年8月3日(日) 12時56分
65.北穂・南岳・槍

 お気に入りの写真。奥穂へ登ってくる登山者の姿も見える。この写真を見ると今でも奥穂への登山の想いがよみがえる
2003年8月3日(日) 7時01分
66.北穂・涸沢
 3106mで日本第9位。涸沢からそびえ立つ。山頂右手前の尾根が登山道のあるところ。さらに右に伸びている尾根が北穂東陵
2003年8月3日(日) 7時03分 
67.穂高岳山頂の登山者たち

 奥穂の偽りの山頂から、本物の山頂3190mとジャンダルム・西穂方面を見る。どちらの山頂にも常に人が登っている
2003年8月3日(日) 7時04分
68.吊尾根を行く登山者

 前穂に向かって吊尾根を歩く。もっと楽なイメージを持っていたが、結構難所であると思わされてしまった。実際にはそんなに危険ではないのだろうが、気持ちが張りつめているせいか、慎重になる
2003年8月3日(日) 7時04分
69.奥穂から見た涸沢

 ちょうど涸沢をトラバースしてザイテングラートに取り付く辺り。屏風の頭も低く、常念岳はどこから見ても端整な姿を見せている
2003年8月3日(日) 7時05分
70.上高地・乗鞍・御岳

 これもベストショット。中央奥は御嶽山。その手前が乗鞍岳。中央部は上高地であるが、いつもはこの箱庭のそこからこの辺りを見上げて満足しているのだ。
 今日は逆に、3000m級の山稜から上高地の中心を見下ろしている
2003年8月3日(日) 7時07分
71.奥穂から見た河童橋

 河童橋拡大写真。
2003年8月3日(日) 7時16分
72.槍穂高縦走路

 北穂の向こうに南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳と3000m級の山が5座見えて、そこに槍穂の縦走路が走っている
2003年8月3日(日) 7時17分
73.奥穂山頂の二つのピーク

 これが夢に見た奥穂山頂。向こうの低い方が本物の山頂。手前は重太郎氏による2m高いピークと祠。天気も最高なのでみんな満足そうだった。登山者の顔はみんな笑顔。これが登山の喜びだ
2003年8月3日(日) 7時19分  
74.奥穂山頂にて

 祠下にて記念写真
2003年8月3日(日) 7時19分
75.岳沢と梓川

 これから下っていく岳沢が遙か下に見える。これを見たらこらから先の道がそれ程安易なものではないと予想されたが、その予想以上に下りは厳しいものだった
2003年8月3日(日) 7時15分
76.吊り尾根から見た屏風の頭・常念

 涸沢を正面から見下ろす
 秋にはここらが燃えるような紅葉になる
2003年8月3日(日) 7時21分
77.晴天の穂高連峰全景

 何度も槍ヶ岳を振り返る。こんなに槍が恋しい登山は初めてだった
2003年8月3日(日) 7時29分
78.前穂高岳

 厳しい姿の前穂、1・2・3峰と4峰
 本当はここのピークも踏みたかったのだが、下山の体力に余裕を持っていたかったので、今回はパスすることにした
2003年8月3日(日) 7時33分
79.前穂へ続く登山道

 吊尾根を行く人が小さく見える
 前穂の右は明神岳主峰から5峰が見える
2003年8月3日(日) 7時33分
80.吊尾根を行く登山者

 このようなところを下らなければいけない。一歩踏み外せば何百メートルも落下するのではないかと、心配になる
2003年8月3日(日) 7時33分
81.北穂高岳

 最後に目にする北穂と槍
 今度、いつ見に来ることができるのだろうか?
2003年8月3日(日) 7時35分
82.吊り尾根を下る登山者

 これだけの岩場を一気に降りる
 緊張の連続だ
2003年8月3日(日) 7時41分
83.吊尾根からの上高地俯瞰

 ここで吊尾根の、河童橋と岳沢を結んだ正面に立っている感じ
2003年8月3日(日) 8時05分
84.明神岳と吊尾根をゆく登山者

 山頂がデコボコの明神岳を見ながら、左の日陰では冷や冷やしながら登山者が岩場をトラバースしている
2003年8月3日(日) 8時06分

吊尾根がガイドブックの話題の中心になることは滅多にない。
上高地から見ると吊尾根は弓状に弧を描いて優しい尾根のようであるが、実際にはそんなことはない
かなりの高度差を奥穂から降りてくるのと、足場がしっかりしてはいるものの危険だったりする
これでは初級コースじゃないのでは?と思ったりするが、60代以上の人が半分以上なのだ

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