まつやまワールド    WORLD U
大台ヶ原山 1695m
2006.5.5


トウヒが立ち枯れる正木ガ原

 大台ヶ原山は山全体が大きな原っぱだった。

 前日は大峰山へ登り、上北山村温泉へ入ってそのまま大台ヶ原までやってきた。宿もなんとかなるだろうと思っていたが、GW中ということもあり空きがない状態で宿泊を断られた。仕方がないので、駐車場の車の中で寝ることになった。
 標高が1500mを越えるため、5月といえどもかなり寒い。おまけに夜中の1時頃に暴走族がやってきて、爆音を鳴らすため目が覚めてしまってその後よく眠れない。最悪な夜となった。

 5月5日午前5時には食事を終えて片付けを済ませた。その後大台ヶ原山の大蛇ーを巡るコースを左回りに出発した。朝早く、人は疎らで気持ちの良いトレッキング。

 
<画像をクリックで拡大します>
1.大台ヶ原駐車場 5:37am

 5日朝。
 結局、4日は宿を見つけられず駐車場で朝を迎えることになた。寝袋はあったが、寒い夜だ。朝も早朝から行動することにする。
2.シオカラ谷方面への進入路 5:40am

 駐車場のトイレ脇からいよいよトレッキング開始。
3.一まず大台山の家へ向かう

 道も整備されていて、さわやかな朝の光の中の散策気分
4.大台ヶ原山山頂部は笹原

 すぐに大台ヶ原独特の笹原が目につくようになる。この辺りは山頂部になるためか、なだらかである
5.シオカラ谷へとどんどん下る

 谷に向かうだけ会って遊歩道はどんどん下っていく。また、間違いなく登るのであまり下りたくないなあ、と思ったりもする
6.シオカラ谷にかかる吊り橋 6:18am

 ここが最低高さになる吊り橋。
7.大台ヶ原から流れでる川

 大台ヶ原の水は主にここに集まるのだろう。人の手が入っているためやや美しい水とは言えない感じ
8.すぐに急登になる 6:21am

 川を越え、シオカラ谷の標識を過ぎればしばらく登りが続く
9.シャクナゲ坂へつ続く周遊道路

 本当はもっとシャクナゲが群生した緩い坂を登ってここにたどり着く
10.大蛇ー手前の山頂部

 シャクナゲ坂を登り切れば、また山頂というかんじでそれがなだらかで、しばらくこの雰囲気が続く
11.大蛇ーへと下る 7:05am

 大蛇ーは谷に突き出した尾根で、その先端までは緩やかな下り
12.シャクナゲ坂を登り切った辺りを見る

 沢の向こう側は、シオカラ谷から延々登ってきた山の山頂。頂上のみなだらかな地形だ
13.大蛇ー付け根

 この辺りから岩塊が続き始める
14.いよいよ大蛇ーへ

 この岩を回り込めば大蛇ーが見える
15.大蛇ー 7:18am

 なんかヘビの頭のように谷へと突き出す。時間が早いため、人影はあまりなかった
16.大蛇ー先端に立つ 7:20am

 岩塊の頂上部という感じ
17.大峰山方面

 大蛇ーからの風景。
 向こうに見えるのが大峰山で、手前が大台ヶ原。大台ヶ原の山頂部はなだらかで、その名の由来がわかるような気がする
18.行者還トンネルから下る車道

 右端が行者還岳で中央部が行者還林道と呼ばれる国道308号線。その上部が昨日歩いた弁天の森から弥山にかけて。
19.大蛇ーの直下の山

 大蛇ーの直ぐ前は深い谷
20.紀伊半島南方面

 紀伊半島も山、また山。この山塊は紀伊半島の東側にあたり、南北に連なっている
21.牛石ガ原 7:45am

 大蛇ーをすぎてしばらく歩くと一面の笹原、牛石ガ原に達する。
 ここも、鹿の被害で笹が短くなっているという
22.神武天皇像

 天孫降臨の地ではないだろうが、ここにもそんな伝説がありそう
23.尾鷲辻方面へ

 さらになだらかな笹原の地形が続く
24.鹿に荒らされるイトザサの中で

 快適な散策が続く
 
25.木々の中が尾鷲辻 7:52am

 このなだらかな道をそのままゆけば元の駐車場に戻るが、大台ヶ原の良さは低い正木ガ原方面へ登るところにある
26.トウヒが立ち枯れる正木ガ原へ

 ほんの数十メートルの標高差を登ったところだろうか、樹木の雰囲気はガラリと変わり、立ち枯れが目立つようになる
27.正木ガ原 8:19am

 トウヒの立ち枯れが笹と解け合い美しい風景を作り出している。この辺りが一番癒されるところだろうか
28.正木ガ原から正木嶺へ

 正木ガ原は瓶が森程地形が険しくなく、穏やかな感じ。風当たりのためだろうか、倒れている木も目立つ
29.正木ガ原のトウヒの倒木

 正木ガ原のトウヒは樹高が高いのが特徴。ここから正木嶺へ行くと低くなる
30.正木嶺へ行くのに一旦下る

 人が歩くと笹が生えず、これほどまでに深い道になる。自然は美しいが、ここは容易に人を受け入れているため、自然破壊も進行しているのか
次へ→
[Index] [MATSUYAMA World]