まつやまワールド    WORLD U

大野山 2003.11.23
797m

西予市宇和町伊賀上から見た大野山(一番左のピーク) 右端から大判山799m、アカハゲ山と続く


 大野山は大判山799mとならんで宇和町の中でも1,2を争う高さを誇る。
 しかし、宇和町側からの登山道もなく、またそれほど宇和町内の人々に親しまれてないためその存在感は大きいとは言えない。宇和町田之筋と野村町渓筋の境界をなす連山の名前を正確に言える人は、田之筋地区を除くと意外と少ないかもしれない。

 どこからどうやって行くのか、また、頂上まで上る道があるのかもわからなかったが、昔から関心があった大野山に少しでも近づいてみようと、秋の好天の日にプラドで出かけた。

 宇和町よりも野村町側の方が林道がよく整備されており、大野山へは裏側からアプローチすることとなった。また、軽の4駆ならば大判山へも迫ることが出来るようだった。行きは多田から入り帰りは野村町渓筋へと降りるコースで大野山のピークを踏んだのであった。
 
1.宇和町多田地区信里

 国道56号線鳥坂トンネル手前から旧国道に入る
2.信里付近

 旧国道は峠まで。そこから横野方面へと進む。旧国道はほとんど車が通っていなかった
 途中、多田方面を一望できる
3.横野手前より建設中の高速道路

 高速道路があと4ヶ月くらいの工期を残して、急ピッチで工事が進められていた。
 橋の部分は、最後まで工事が遅れていたようだ
 
4.八坂神社

 横野地区にある。ここまで来たのは初めて。
5.黄葉真っ盛り

これも横野地区のはずれ。ここから先は林道となり、タイマツ峠を通り、大野山の裏側へと回り込む
 
6.大野山山頂

 なにやら山頂には反射板のようなものがあり、木立が切り裂かれているようだ

 大野山手前北側の山から見る
7.大野山から見た石城平野
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 石城平野の向こうにそびえるのは、堂所山593m。ということは、宇和−三瓶線からも大野山はよく見えるはずだ
8.大野山登山道

 山頂へは、この山道を登らなければならない。約300mくらいあっただろうか。
 たいした距離ではないが、登り口がわかりにくい。また、ここまでの案内板もないため、地図をよく確認しながら来なくてはいけない。
 もっとも、林道は地図にちゃんと載ってないのだが。
 
9.大野山山頂
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 やっとたどり着いたが、下から見て優しい形をしているということは、樹木がそびえ展望がきかないということだ。
 三角点が置かれてないためか、檜が生長していて、まったく周囲の風景は見えなかった
 なにやら鳥居の跡のようなものが残されていたが、今では訪れる人も少ないのかもしれない
10.山頂の祠
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 どこの山にも神様が奉ってある。やはり、昔から高い山には神が住むと信じられていたのか。

 盃も備えられているので、どこかの地区の守り神になっているのかもしれない
11.大野山山頂北側の反射板
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 どうも大洲方面からの電波を受けているようだった。この正面に当たるところだけ、幅10m程で木が切られていた
 
12.アカハゲ山から見た大判山山頂
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 大判山は見通しを効かすために頂上付近の木は切られていた。三角点でもあるのか。

<大判山>
 
13.大判山山頂付近
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 約1年前に大判山へも登った。宇和町側からよりも野村町側からの方がアプローチが楽かもしれない

 今では、登山者のために看板なども整備されている
14.伊賀上から見た大野山

 このあたりの山は伊賀上から一番よく見える。石城平野からは烏殿を挟むので全体がよく見えない。
 大野山はなだらかで女性的な表情だ。
15.大野山山頂部

 山頂と伊賀上の標高差は約580m。
 山頂も木々に覆われていたのが、この風景から納得させられた


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