まつやまワールド    WORLD U

尾瀬2005 6.5-6
尾瀬と燧ヶ岳

尾瀬沼パノラマと燧ヶ岳2354m

はるかな尾瀬 速報版はこちら

 「夏がくれば想い出す、はるかな尾瀬、遠い空」
 この歌を中学生で初めて聞いたとき、尾瀬ってどこにあるのだろう?ミズバショウってどんな花なんだろう?と思ったものだった。

 その想いは今から17,8年ほど前に、同じ季節に至仏山に登り、尾瀬ヶ原を歩いたときに答えを得ることとなった。しかし、そのときは燧ヶ岳の登頂には至らず、今回百名山を目指しての登頂をすることになったのだ。

 本当は、5日には谷川岳に登って、それから尾瀬に入る予定だったのだが、天候の都合で谷川岳は断念、予定よりも早い時間に鳩待峠から尾瀬ヶ原に入り、見晴十字路の尾瀬小屋に宿泊。そして翌日燧ヶ岳を登って、帰るというコースとなった。

 尾瀬は期待通りで、ミズバショウも満開。天気も最高。これほど素晴らしいところは他に例を見ない、と私は思っている。穂高は穂高なりに、他を寄せ付けない荘厳さもあるのだが、ここはやさしい美しさなのだろう。

1日目:6:48 土合発 JR => 8:05 沼田発 関越バス 大清水行き=> 9:49 鳩待峠バス連絡所=> 10:15 鳩待峠 10:45発
=> 11:40 山の鼻=> 13:10 下の大堀川=> 14:00 竜宮小屋 14:35 尾瀬小屋

2日目:4:00 尾瀬小屋発 =>4:30 燧ヶ岳分岐 => 8:40 柴安ー=> 10:35 俎ー=> 11:30 見野淵岳=> 13:00 大江湿原=> 13:10 長蔵小屋 => 13:50 三平下=> 14:15 三平峠=> 14:30 三平見晴=> 15:05 一ノ瀬休息所=> 15:50 大清水 〜
東京へ  

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1.土合駅

 谷川岳に登る予定で、土合ハウスに泊まった。天気予報は晴れでも、谷川岳には雲がかかり、雷が鳴っていた。

 そこで、谷川岳は諦め、JR上越線で土合から沼田まで移動することにした。
2.土合駅看板

 500段の階段で有名な土合駅。
 このときも、数人の人がシュラフで寝ていた。山登りは経済的にすまさなければならないからだ。

 しかし、夜遅い列車で到着する人は、今は少なくなっているのではないか?
3.上越線水上駅

 ここも実際、3回やってきた。昔からあまり変わらない風景。普段はバスが止まっている。
4.JR上越線 各駅停車

 長岡行き下り。これに乗って土合から水上までやってきた。ここで、また乗り換えて沼田まで行く。
5.水上駅前

 谷川岳ロープウェイの看板がまぶしい。朝7時発のロープウェイに乗るつもりだったが、天候の加減で断念。
 尾瀬に入るには、かなりのロスとなってしまった。 
6.沼田駅

 沼田まで来ると快晴に近いくらいの青空。山間部とは、かなり違うものだ。
7.鳩待峠バス待合所

 10時前になってやっとここまでたどり着いた。
 尾瀬の入山はここが基点。沼田から2時間近くかかる。
8.至仏山

 たくさんの雪をかぶっており、今年の雪の多さが伺える。
9.鳩待峠

 たくさんの人が尾瀬に下りていく準備をしていた。旅行者が企画したツアー参加者が大変多かった。
 
10.鳩待山荘

 以前来たときの風景を忘れてしまっていた。15年ほど前なので、かなり違っている感じがする。とにかく人が多い。
 ここまで来ると、ジュースなど以外、変わったものは売ってない。あとはわずかなおみやげ程度。
11.鳩待峠尾瀬口

 ここの標高は、1615m。尾瀬ヶ原が約1400mなので、215m程下らなければならない。
 この看板の横を下ってゆく。
 
12.鳩待峠からの下り

 ツアーと思われる団体が登山道を占拠。足がかなり遅く、ビンの栓のようになり、渋滞がのびたままとなっている。

 遅い人は、後の多くの人の迷惑を考えて、道を開けてほしかった。恐らく、ここを歩く先頭の人以外は、全員そう思っていたと思う。
13.川上川のほとり

 木道も水平に近くなってくると、山の鼻も近い。水芭蕉が満開となっており、きれいであった。写真を撮っている人も多かったが、ここで取っていると、ビュースポットなど100倍くらいきれいなので、軽く通過した。
14.山の鼻

 鳩待峠から55分かかって山の鼻に到着。お昼なので、弁当にする。この日は、びっくりするほど人が多く、ベンチなど腰を下ろす場所がなかった。1年中で一番人の多いときに来たのかもしれない。
15.山の鼻田代入り口

 ここらが、尾瀬ヶ原散策のスタートといっても良い。ここでは、ほとんどの人が休息するため、500人以上の人がいただろうか?
 良くも大勢の人が、ここまで降りてきたものだ。ここから少し尾瀬散策をしてまた、鳩待峠へ引き返す人も多いのだろう。
16.尾瀬ロッヂ

 ここで宿泊したかったところ。予定が狂って、泊まれなくなってしまった。尾瀬には、きれいな山小屋が多い。
 
17.上田代

 尾瀬ロッヂから尾瀬ヶ原へ。木道は人、人、人。前途多難。
18.上田代と至仏山

 至仏山は尾瀬ヶ原からニョキッと立ち上がる、女性的な山だ。
19.尾瀬ヶ原と燧ヶ岳

 これも好きな風景。
 しかし、雪解け直後のせいか、水芭蕉が一面にということではない。水芭蕉は水が流れるところに多かった。
20.尾瀬ヶ原の地塘

 尾瀬の地塘は美しい。地塘がなければ尾瀬の値打ちもさがるであろう。地塘の点在するこの風景が特別天然記念物となっているのだ。
21.燧ヶ岳

 中田代から燧ヶ岳を望む。
 この日は、北からの風が入ってきており、雲が完全に取れなかった。
22.下の大堀川の前に立つ

 ここの水芭蕉が群生しており、最高の美しさだろう。カメラマンも多くがここで三脚を立てていた。
23.尾瀬ビューポイント

 この大堀川の風景がどの本やパンフレットにも登場してくる。
 しかし、以前にここへ来たときは、ここまで木道が出来ておらず、一部知る人のみが入り込んでいたような木がする。
24.水芭蕉

 尾瀬ヶ原全体に水芭蕉があるわけではなく、ここのようにたくさんのきれいな水が流れているところに群生している。
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