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1.JR京都駅八条口
ここは夜行バスの発車場。関東から東北方面まで各所へバスが出発する。
さわやか信州号は23:00発なのでここで時間をつぶすのが大変だった。
9月下旬ともなると、さわやか信州号は1台の運行で、かなり空いていて、一人で二人分の席だった。
あまりよく眠れなかったが、一人で運転をすることを思うと随分楽だった。
途中2時間に1回の割合でトイレ休憩をいながら早朝扇沢に着、順次白馬、栂池高原などに停車した。 |
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2.ゴンド・ライブ乗り場
さわやか信州号は午前7時到着予定だったが、30分ほど早めに栂池高原駐車場に到着した。
この日は日曜日のため、ゴンドラは7時から動いた。すでに、マイカーで到着したひとたち数人が、ゴンドラの動くのを待っていた。
荷物が10kg以上の場合は、手荷物料金がかかる。リュックサックを計ってみると、9.8kg。かろうじてセーフ。自己申告して下さいよ、というチケット販売員が怖かった。
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3.3台目のゴンドラに乗り込む
ほとんど始発のゴンドラ。
この時間から登る人は、20人程。どうも、シーズン最後の週末、という感じだった。 |
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4.栂池高原はガス
このガスに不安は高まった。なにせ、天気予報が余り良くなかったからだ。
しかし、登るうち、ガスは一部取れてきた。 |
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5.栂池自然園 7:45
栂池自然園では、視界もやや良好となり、時折山頂も見えたりした。
なんどかここを訪れたが、ここから山へ向けて進むのは初めてだ。 |
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6.天狗原 9:04
栂池自然園から1時間20分ほどで天狗原に着く。ここは池塘が点在して、美しいところだ。
休息場所や案内板、木道などきちんと整備されていた。
ここまで、目標1時間20分なので、ほぼその通り。
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7.天狗原の池塘
相変わらず、ガスは低く垂れ込める。
しかし、この辺りから木々の彩りは深まり、秋を感じさせた。 |
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8.天狗原から乗鞍岳へ登る人達
天狗原から白馬乗鞍岳へは山を直登する。見た目に大変そうだ。
実際、大きな石ころだらけで、嫌な道だが、マイペースで登ればなかなか楽しいものだった。 |
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9.乗鞍岳への登りから天狗原
この辺りのダケカンバが一番赤かったように思う。しかし、台風のせいか、鮮やかな赤ではなく、もうすぐ涸れそうに思えた。
涸沢のダケカンバの方がみごとだった。
(02年秋の涸沢参照) |
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10.乗鞍岳登り斜面 10:00
この絶壁のような斜面の上は、想像もつかないなだらかな白馬乗鞍岳の山頂だ。
この辺りはきついけれども、まだまだ体力があるので気にせず登ることができた。
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11.白馬乗鞍岳山頂を示すケルン 10:30
ここが山頂を示すのか、でっかいケルンがあった。
ここから先は、白馬大池山荘まで下りになる。
栂池高原から白馬岳までは、高度差でいえばもっとも楽なコースかもしれないが、下りが何回かあるため、下った分登り返さなければならず、結局猿倉コースの方が得かもしれない、なんて思った。
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12.白馬大池が初めて見える
このペンキマークにしたがい、下る。結構、下るのだ。おまけに、この石の天辺を踏んで歩かなければならないので、めちゃくちゃ歩きにくかった。
この大きな石ころは、安山岩。 |
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13.白馬大池ほとりの紅葉
南斜面の紅葉など、今がピークという感じだった。
このとき、白馬大池山荘では、菊池哲男さんの写真展をしていたのだろうか?あとで、そのような記事を山と渓谷で読んだ。 |
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14.白馬大池山荘
ずっと憧れの白馬大池。
初めてその地名を聞いたのは、高校2年の時。サマースクールでJRの白馬大池に降り立ったときだった。もう、30年近くも前になる。そのときは、大池ってどこにあるのか、皆目検討がつかなかった。
そして、その栂池サマースクールでは、ロッジクラウンに泊まったのだった。栂池高原へ行くと、そこを捜してしまう。 |
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15.船越ノ頭 11:10
ここから、小蓮華山を目指して登り返す。白馬大池山荘で昼食。本当は、小屋で食べようと思っていたのに、カップラーメンや水が重かったので、手持ちのもので済ませた。
それがまずかった。ここからは登りが続くのだが、それには力不足。しっかりとパワーが出せるようなものを食べるべき。反省!
ここまで、目標11時過ぎ到着なのでまあまあか。 |
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16.チングルマ
チングルマも涸れてしまっている。秋がやってきたんだなあ、と感じさせる。
白馬大池山荘前でゆっくり休んで、12時に出発。 |
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17.雷鳥坂
小蓮華山はまだずっと先になる。見た目には優しく気持ちよさそうな稜線歩きに見えるが、実際ぼちぼち夜行での寝不足と疲れがではじめる。
酸素もしだいに薄くなるのか、疲れを少し感じ始める頃だった。
それにしても、雷鳥がこの辺りにいるのだろうか。 |
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18.船越ノ頭から白馬大池
雲上のひとみ、白馬大池は美しい。絵になる池だと思う。
こんなに高いところに、これほど水を湛えているなんて。それを自分の目で見たのが今回の山旅の最大の収穫だった。 |
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19.船越ノ頭西斜面の紅葉1
この辺りが燃えるような紅葉だった。稜線を歩くので、山陵の西面と東面の紅葉が鮮やかだった。 |
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20.船越ノ頭西斜面の紅葉2
日が当たると紅葉はますます美しく見える。これは、ダケカンバの黄葉。 |
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21.小蓮華山への登り
ここで少し下って登り帰るのであるが、登山をしていてこれは空しく思ってしまう。
ガンガン、行け行けの人は何ともないのであろうが、せっかくここまで登ったのに、降りてまた登るなんて、大変に思うのは修行が足りないからか。 |
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22.小蓮華山西斜面の紅葉
錦の織物のごとく、紅葉は最高の見頃だった。やっぱりカール一面が燃えるような紅葉をする涸沢と比べるのは酷だけれど、白馬なりの美しさと気品がある。 |
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23.船越ノ頭からの下り
やっぱり振り返るとたくさん下っている。こんなにも下ったのかと思う。それだから登っても登っても白馬岳に着かないのだ、なんて思ってしまう。 |
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24.船越ノ頭西斜面の紅葉3
あと、紅葉していないのは、はい松くらいかと思う。ここまで来ると、色づくものはすべて色ついているような感じだった。 |