まつやまワールド    WORLD U

屋久島・縄文杉 2003.9.19,20

日本百名山・世界遺産

 9/19の午前0時20分八幡浜発のフェリーに乗り、8名のグループで屋久島・宮之浦岳登山を目指した。19日は、観光バスを貸し切ってヤクスギランド、紀元杉、屋久杉自然館などを訪れた。

 屋久島には野生の屋久しかやさるなどが生息し、道路のそばに出ていたりする。屋久島ではひと月に35日雨が降る、と林芙美子が書いたように、1日目から空は今にも泣き出しそうだった。それ程晴れであろうと雨であろうと屋久杉を見るのには影響がない。

 2日目には、早朝起床し、タクシーで荒川口駐車場を目指した。
 本来の予定では、淀川入り口から宮之浦岳を目指す予定だったが、台風接近のため中止し、縄文杉登山へと変更したのだった。まだ、夜も明けぬ内から縄文杉を目指したのだが、朝は雨も小雨程度だったものが、登るにつれて台風の影響もありらっきょうのような雨となった。

 下山時に至っては、登りはせせらぎのような川の流れが、暴れ竜となっており、登山の危険を感じたりもした。途中、三代杉やウイルソン株、大王杉や夫婦杉など、樹齢数千年という杉のすばらしさを感じ、世界遺産の屋久島を歩いたのだった。

 結局、下山したのは午後3時頃になっていた。我々は朝が早かったので無事に下山できたが、まだまだ後からひとが登ってきていたため、土砂降りの雨の中大変な登山となったろう、と思う。

 その後、台湾の帰り、屋久島の西方の空を飛んだり、沖縄の行き帰り飛行機の窓から屋久島を眺めたが、いずれもよく晴れて雲もかかってないくらいであり、われわれが行ったときのあの雨は何だったんだろう、とおもってしまう。また、次回は晴れたときに宮野浦岳に挑戦したい。


9/20 4:00起床→4:30 屋久島ロイヤルホテル発=>5:10荒川口着 =>5:30 荒川口登山口出発=>6:10 神社跡 食事
6:30 神社跡発=>8:30 大株登山口着=> 9:00 ウイルソン株 =>10:50 縄文杉
11:20 夫婦杉=>11:25大王杉土=>12:00 ウイルソン株=>12:40大株登山口=>14:00小杉谷休息所
=>14:55 荒川口駐車場着                              



1.トッピー

 ジェット船「トッピー」にて、鹿児島港から屋久島の案房港に到着。11:50。

 この日の予定は、午後から島内観光だった。
2.案房での昼食

 屋久島には大勢の観光客が到着し、近くで昼食を取るのがコースのようだった。

 メニューには鰹のたたきの他、しかの肉の刺身や焼き肉などがあった。船で揺られた後なので、食欲は今一。
3.ヤクスギランド

 屋久杉というのは、なんでも樹齢千年以上の屋久杉を言うらしい。かなり切り倒されたりしていて、倒木上更新や切り株更新など、切り株の上に新たに種子が再生しているものなどが見られた。
4.切り株更新

 屋久杉の切り株の上に、次の世代の杉が根を張っている。いろいろな杉があるので、ヤクスギランド内だけでもかなりの見応えがある
5.屋久杉

 千年以上の杉はあまりないのだが、やはり見応えはある。
 
6.くぐり杉

 ヤクスギランド内の遊歩道にある杉。このような杉が次から次へと出てくる
7.ヤクスギランド売店

 ヤクスギランドの入り口にあった。品揃えは少ない。

 ヤクスギランドは道を屋久島の内部へかなり入ったところにある。しかも、ずっと登りの道なので標高も1000m位となる。

 ヤクスギランドは、ここから歩道を下に下ったところ。30分〜1時間くらいのコースがあった。
8.紀元杉の根元

 ヤクスギランドからさらに15分くらいバスで登ると紀元杉がある。ここは車道の側なのでアプローチは容易である。

 杉を見るための木道が整備されており、ぐるりと一周回る感じ。いろいろな植物が寄生していた。直径は4〜6mもあるような気がした。
9.紀元杉

 落雷や強風のため、杉は途中から折れたような感じになっていた。

 紀元前から生えていたのだということで、紀元杉というらしい。
 このあたりは雨がずっとしょぼしょぼと降り、すっきりしない天気だった。
 
10.屋久杉自然館

 屋久杉についてや、屋久杉の切り出した歴史などについて学ぶことができる。
 是非行って、ゆっくり映像などで屋久島のことを学びたいものだ。
11.安房川上流の様子(下流方面)

 20日に登山を開始した直後の川の様子。まだ、雨もそれ程降ってなくて、川の流れは穏やか。
 この上流に、縄文杉はある。
12.安房川上流の様子(上流方面)

 屋久島は降った雨がすぐにすべて川に流れるといい、山の奥にでも雨が降ると濁流となる。自然の変化の激しさがそこにはある。
13.トロッコ線路での休息

 今は使われなくなったトロッコの線路が重要な登山道路となっている。枕木の幅が歩幅と合わずに歩きにくい。
 すでに2時間近く歩いており、疲れも少し感じてくる。
14.ウィルソン株

 早朝に出発して、9時頃ここまで到着。これだけの杉なら、縄文杉もかなり大きなものだと期待がふくらんだ。
15.ウィルソン株内部

 株の内部は家の中くらいに思えるくらい大きかった。水も流れており神様が奉ってあった。写真ではその大きさが表現できない。直径10mくらいにも感じた。
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