まつやまワールド    WORLD U

屋久島・宮之浦岳 1936m
2007.5.3
その2


栗生岳からこれまで歩いてきた道を振り返る
左から、翁岳1860m、一つおいて中央・安房岳1847m、投石岳1830m、黒味岳1831m
左から2つ目のなだらかな山頂は、翁岳の一部

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51.投石平へ登るルート

 一旦下った谷底から、投石平へ登り返す。登り返しは、花崗岩の岩が続くので、やや緊張気味になる
52.花崗岩の道

 ここには水が流れており、雨の時などは大変だ
53.投石平手前の谷と投石平への道

 水の流れの中を進んでいるのがわかる。このような部分は10分程続く
54.投石平到着 8:00am

 花之江河から見た黒味岳の裏側に回った感じ。高度はやや上がっている
55.黒味岳山頂

 黒味岳への登山者は、花之江河と投石平の間にある分岐にリュックをデポして、山頂を目指していたようだ。
 結構多くの人が黒味岳を目指していた
56.投石平 

 投石平は、花崗岩のスラブ状の地形で、結構広々としているので、格好の休息ポイント。投石岳と黒味岳の鞍部にあり、岩と水の島、屋久島を感じることができる
57.投石岩屋

 でっかい岩で、下の空間で寝ることもできそう
58.黒味岳と投石平を振り返る

 投石岳中腹からこれまで歩いてきた方向を振り返ったところ。投石平には休憩している人が見られる。
 もし、次回くれば、黒味岳に是非登りたい
59.宮之浦岳 1936m

 投石平を過ぎるとはじめて宮之浦岳を見ることができる。なかなか奥深い山だ。
 あまり特徴がない山なので、はじめはあれが宮之浦岳かと疑ってしまった。永田岳の方が、独特と言える。しかし、よく考えると屋久島にもこのような山容の山は他にないのだ
60.翁岳1860m方面

 翁岳は象徴的な岩を頂いた山かと思っていたが、どうも勘違いでその手前が山頂のようだ
61.投石岳1830m方面

 投石平の裏から投石岳を見上げている
62.安房岳へと続く登山道

 安房岳は右に見えないが、左の名もない山と安房岳の間を、登山道は安房岳を経て宮之浦岳へと続いている
63.山の間を水の流れに沿って下る

 安房岳を過ぎると登山道はまた下って、最後の登りに向かう
 出発が早かったためか、まだわずかの人としか出会っていない。少しの人に抜かれていったということ。ここから先に、どんどん抜かれていく
64.名もない山にも奇岩が

 宮之浦岳付近まで来ると杉などの高木がなくなり、屋久笹を主とした植生となるため、花崗岩がいたるところに目立つようになる
65.小楊子山

 中央の尖っているのが、宮之浦岳から西に延びる尾根のランドマーク小楊子山で、その左が中俣ノ頭1678m
 空に逆転層の空気境ができていた。その境から上は澄み切った空気だったが、下はよく見えない
66.宮之浦岳までもう一息 9:04am

 右手前の山を回り込むと、宮之浦岳が正面に見えてくる
67.名もない山だが。。。

 ぜんぜん目立ってもないし、名前も地図にはない山だが、屋久島の山の特徴の通り、てっぺんに大きな花崗岩が乗っかっている。神様のいたずらのようだ
70.最後の下り

 翁岳サイドを水場へと下る。これが宮之浦岳への急登を前にした最後の下り

 
71.谷筋を行く

 山と山に挟まれた地形なので、水が集まって流れている。トップの写真は、宮之浦岳からこの辺りを撮ったもの
72.木道をひたすら下る

 この辺りから先に水場があるはず。昼食のための水の補給をしなければならない。高度が上がっているため、水の確保が困難になってくる。水があるのだろうか、心配しながら前進する
73.いよいよ宮之浦岳が正面に

 屋久島の主峰・宮之浦岳が堂々とした姿を見せた。天気も快晴。最高の風景。
 しかし、この辺りからい見ると、山頂は岩の裏というか、見えにくい位置関係となっている
74.宮之浦岳山頂付近

 ピークに見えるのは実は山頂ではなく、やや右横の岩だけ見えている部分が本当の山頂。奥にあるため、山頂を間違えるのだ
75.宮之浦岳への最後の急登

 この急登を登り、栗生岳を越えると宮之浦岳に到着。栗生岳というのは一つの山ではなく、宮之浦岳山頂に到着するまでの、一つのピークのようなもの。
 屋久島は、麓の集落の地名を山の名前に付けている感があって、集落の数だけ山の名前が必要だったのではあるまいか
76.この鞍部に水場がある

 さらい一旦下るのだが、ほとんど一番の最下部に水場がある。ここが宮之浦岳への最後の水場となる。
 水場は宮之浦岳から新高塚小屋方面へ下っていってもあるが、水源が厳しいため、ここでの水の補給は、縦走の場合重要となる
77.いよいよ最後の登りにかかる

 かなり歩いてきたためか、この辺りまで来ると一杯追いつかれてきて、どんどん後になっていくような気がした。
 やはり、若い人が多く、やや取り残される気持ちになるのが寂しい。でも、マイペース、マイペース!
78.食パン岩

 もっと真四角な形をしていたようだが、台風で壊れてしまったという

壊れる前
79.急登を登る

 水場があった鞍部が下に見える。食パン岩の横を通り過ぎ、どんどん登る。まだ、体力にはゆとりがある感じ
80.食パン岩を見下ろす

 食パンというよりも、衛兵のような形。食パンでいえば、ミミでしょうか
81.さらに急登、栗生岳を目指す

 道はきついですが、苦になるほどではない。あそこまで登ったらどんな風景が広がるか、楽しみ、と思いながら登る
82.急登を登るとこんな感じ

 まだまだ栗生岳までは歩かなければならない、ということだった
83.翁岳1860m

 翁岳は昭文社の山と高原地図によると、右側に標高点があり、1860mとされているが、左側の巨岩の方がどう見ても目立っており、こちらが山頂と読むべきだろう。別の資料によると、岩の標高は、1860mとなっているようだ。
 二つのピークをまとめて、翁岳と理解するのが正しいようだ。
84.安房岳1847m

 中央のやはり山頂に岩を載せたピークが安房岳。安房という地名もあり、ここにはジェットホイール「トッピー」がくる港も整備されている。その地域に由来する山だろうか
85.安房岳からの登山道

 翁岳西側を水場へと下っているところ。先ほどの写真で、ここを逆から見ていた。
 いろいろと展望もよく、前後が良く見えるので飽きない
86.栗生岳山頂付近

 栗生岳から翁岳方向を見る
87.栗生岳から宮之浦岳方向

 別に明らかなピークがあるわけでもなく、栗生岳は宮之浦岳の斜面にあるという感じ。
 やや宮之浦岳から南へ突き出した尾根の先端というのが栗生岳
88.栗生岳山頂の岩

 この岩のお陰で、かろうじて栗生岳山頂というのが理解される感じ
89.栗生岳1867mの表示

 上の写真の岩の裏側に看板がある。看板がないと、「岳」などというふうには気づかない。
 ここを越えれば、あと一息(20分くらい)で宮之浦岳山頂!
90.最後の一登り

 ここまで来ると、宮之浦岳山頂はまだかまだかと思うようになるが、足はそれ程思うほど動かない。
 一歩一歩、確実に、ゆっくりと岩を越える
91.たくさん抜かれてしまった

 山頂近くになると、体力がなくなってきたてめか、さらにどんどん抜かれてしまう。本当は、今日の集団の先頭付近を歩いていたのだろうが、30人程に抜かれた感じ
92.最後の一登りを登る

 あの岩を越えたら、と思うのだが、足は思うように進まない
93.これが宮之浦岳山頂?

 ずっと歩いていると、山頂はこのピークとばかり思っていたのだが、実は鞍部に人がかすかに見えるところが、真の山頂なのだ。
 位置的にやや奥にあるため、低く見えている。錯覚だ
94.宮之浦岳山頂1936m

 中央部に人がたくさんいるが、ここが真の山頂。右が高くなっているようだが、これは地形的に手前に突き出しているため、登っていると高く見えてしまう
95.偽物の山頂

 山頂の右側にある。このピークのお陰で宮之浦岳も双耳峰のようにも見える
96.栗生岳方面

 栗生岳はこのように翁岳に向かって突き出している。
 栗生岳から急登を登ったところから振り返った
97.頂上への道
 
 山頂まで30m、なんている看板がある。正面に見えるのが宮之浦岳山頂。これまでの道のりを振り返りながら、一歩一歩踏みしめて登る
 
98.宮之浦岳山頂到着10:40am

 やっと憧れの山に到着。展望は抜群。これ以上、望むものはない。最高!
99.宮之浦岳三角点

 三角点に敬意を表して!
100.この岩が一番高い!

 ここが屋久島最高点、であり、それは九州最高点でもある
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